わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

楽天では、いずれ「宮森世代」と呼ばれる日が来るかもしれない...

hochi.news

宮森智志が契約更改した。倍増超えの1,000万円と大台に乗せたらしいが、ま、当然の内容である。

シーズン前は育成のルーキーだったのが7月に支配下登録され、あれよあれよという間に勝ちパターンの一角を担うピッチャーになった。

デビューから22戦連続無失点の日本タイ記録というオマケ付きの活躍で、松井、西口といったクラスと同等の信頼感があった。9月の中旬にはこんな記事を書いていたくらいだ。
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終盤になって、ややパフォーマンスに陰りが見えてきた時期があった。記事中にある反省コメントはその頃のことを言っているのだと思う。

登板を重ねるごとに体の可動域が狭まり「コントロールの乱れや、頭の中で描いている抑え方とは違った予想外の場面が多かった」と反省。

最初は、日本記録を意識したせいかとも思っていたが、どうやらプロのゲーム日程の消化不良からくる疲労が原因だったのだろう。

しかし、来季の課題に「自己管理」をあげ、「自分の体を知ることをこのオフシーズンでやっていきたい」というコメントを出しているあたりはクレバーな証拠、来シーズンもさらに飛躍しそうな予感がする。

個人的に宮森の優れている点をあげるとすれば、高いパフォーマンスはもちろんだが、それを競った場面でも出せるメンタルの強さ、度胸の良さにあると思う。

身体能力や野球センスの高さはあるが、メンタルが弱くて(細くて)活躍できない選手を多く見てきた。特に楽天のピッチャーにはそのタイプが多かった印象があって、宮森はものすごくレアなタイプに見えた。

話は変わるが、同年齢の藤平尚真の契約更改もあった。藤平は現状維持の1,000万で更改。余計なことかもしれないが、宮森がたった1年で追いついた格好であるw。

この世代には、早川もいる。この3人を追うとすれば、高田孝一あたりだろうか。楽天の藤平世代のこれからの競争が楽しみになってきた。いや、いずれは「宮森世代」と呼ばれる日が来るかもしれない。