わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

マーティンにやられたなあ...

  • M1☓−0E

終わってみれば、9回までの得点チャンスは一度だけ、3回表、3ベースの辰己を3塁に置いて西川のライトフライでのタッチアップでした。しかし、3塁コーチはゴーさせませんでした。マーティンが捕球した位置とマーティンの肩を警戒しての判断でした。結果論にはなりますが、マーティンからのバックホームは大きく3塁側へはずれてましたから、辰己の足なら先制点になっていた確率はかなり高いです。
あれで2アウトですから、チームとしては次のバッター黒川のタイムリーにかけたことになります。辰己の足(とマーティンの肩)と黒川のバッティングを天秤にかけて、黒川をとった。楽天の通常モードなら辰己にタッチアップさせていたと思うのですが、昨日に限っていやに慎重になったものです。ま、これもマーティン効果と言えないこともない。

延長戦での継投はいいピッチャーから出すのがセオリーです。で、昨日のような展開になると、やはり先発が4回途中で降板したのが痛かったということになります。結果的に石橋を先発のイニング内で使ってしまいました。石橋のリリーフは見事でしたし、緊急登板ということを差し引かなくても普通にパーフェクトな内容でした。しかし、その石橋も6回まで。普通なら先発が食ってくれるイニングです。このあと安楽、ソン、松井裕樹と必勝リレーメンバーを同点のうちに吐き出す結果になりました。
で、延長10回裏、マウンドには酒居を送り、キャッチャーは代打が出された太田のところに炭谷を入れて先頭のマーティンを迎えました。炭谷に代わったのはマーティン対策的にも良かったと思うのですが、よりによって、そのマーティンに手痛い一発、サヨナラホームランでゲームセットでした。
サヨナラ負けが痛いのはもちろんですが、それ以上に「眠れる獅子」を起こしてしまったようで心配です。マーティンに打たれた酒居の3球目はほぼ真ん中のストレートでした。どうした炭谷...。
昨日の涌井ならアクシデントがなければ7回までは行ってたでしょう。そうなっていれば、継投の順番は変わっていたに違いありません。松井裕樹をぎりぎりまで残せたはず。ま、仮に残せていたとしても、うちには目覚めそうな獅子はいませんので、良くて引き分けだった可能性が高い。(浅村も西川も)たった今眠ったばかりで、しばらく起きそうにありませんから...。

それにしても、マーティンの守備に怯えて唯一の得点チャンスを逃し、最後の最後でそのマーティンの一発に泣きました。打率1割台の選手ですが、どれだけ存在感が大きいんだか....。*1

*1:10回表にはマーティンのエラーで1アウト3塁のチャンスを作りますが、これを生かせませんでした。野球は流れのゲーム、裏にそのマーティンが一発で決めたことになります。