わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

(ロッテに)強い大地で勝ち越すも、(ロッテに)弱い酒居で勝ち越され...、コブゴーコンビで再度勝ち越すと守護神が守ってくれました。あぁ、しんど...




辛島も6回のマウンドへ

毎日30度超えの厳しい夏が続いています。そのせいでしょうか、先発には一人でも長く(多く)投げてもらおう、そういう方針に変更したのかもしれません。

昨日の辛島も、これまでの石井継投なら、6回表からリリーフが出ていたはずですが、昨日は引っ張りました。先頭は楽天を大好物にしているポランコ。そして、お約束どおりに同点ホームランを献上するんですよねえ。ほんと不思議ですねえ。

80球限界説

5回までで80球、辛島の続投はありでしょう、ふつうは。前日の岸の引っ張りとは事情がやや違いました。となると、やはりポランコへの初球の入りですよね。
太田はアウトローのかなり低いところへ構えていましたが、辛島が投じたストレートはど真ん中、しかも高めでしたね。完全な失投でした。

80球前後でのスイッチが当たり前だった辛島ですが、自らその正当性を証明しちゃいました。
前回の登板あたりから気になっていましたが、辛島のピッチングスタイルから大胆さが影を潜めつつあるようで心配しています。持ち味の制球力も80球前後で微妙となると、いよいよ80球限界説が真実味を帯びてくる。先発の世代交代を考えなくてはならない時期かもしれません。

ロートルローテ

ま、先発ローテ6人のうち、20代が早川と荘司の2人だけ。あとは39歳の岸を筆頭に35歳の田中、33歳の則本、辛島ですから、今年の夏を越えられるのかと心配になります。昨日の辛島のピッチングからすると、次からは辛島に代わって瀧中、藤平あたりが来そうな気がしますが、どうでしょう。

ここから攻撃陣

今回は7回裏に勝ち越して以降、勝ち越され、勝ち越し、勝ち越されとい目まぐるしく展開が変わりました。なので、時系列に感想を残していきます。長いのが嫌いな人は飛ばしてください。

ロッテのときの大地が目覚める

それにしても、攻撃陣はロッテの森のストレートに苦労していました。球速はそこまで速いわけではないのですが、とにかくボールが強いのでしょう。みな押し込まれていました。イーグルスには、なぜかこの手のピッチャーが出てこないのか。...というのは、次の機会に考えるとして。いやあ、森に手こずりました。

昨日の攻撃のブレーキは太田でしたね。名前は「光」ですが、今シーズンは、ここまでなかなか光りませんな...。同期の小郷、辰己とアピールしている中で、太田もここにいるぞぉーとばかりにもう少しアピールしてほしい今日このごろです。しっかりせー、と言いたいです。

一方でロッテに強い鈴木大地が面目躍如。7回に貴重な勝ち越し打を放ちました。この日、最初のヒットでしたが、こういうところで打つのですから、さすがにロッテのときの大地は違うなあと、ただただ感心しました。
さぁ、こうなると8回の酒居がキーマンでしたが...。

ロッテのときの酒居は別人

それにしても、ロッテ相手のときの酒居は別人になります。ほんとうに投げづらそう。制球も微妙に怪しいし。
それを知ってか、先頭の岡もなかなか簡単に振ってきません。粘ったすえヒットで出塁すると、代走に和田康士朗。次の新外国人は三振に打ち取るも、代打・角中にヒット。1アウト1、3塁で9番・荻野って、酒居かわいそーという展開でした。

その荻野、スクイズ失敗後にヒッティングがショートゴロ、これを村林がバックホームでアウトにします。しびれました。ショートレギュラーは村林で決まりです。...と思わず訊かれもしないことを口走ってしまうくらい。

そして1番、平沢を四球で出塁させ2アウト満塁。でも、どうしても失点せずにはいられないんだなあ、酒居。藤岡に2点タイムリーを献上しちゃった。いわゆるロッテイップスだな。

ラクル8回

1点勝ち越されて相手は勝利の方程式、ペルドモがマウンドへ。
トップは非常時にめっぽう強い辰己でしたが、本領発揮の2ベースでチャンスメイク。つづく炭谷が安定感の送りバントで1アウト3塁にすると、前の回にファインプレーの村林の打席でしたが、サードゴロで2アウト、ただ、村林がダメでも小深田がなんとかするところが今の1、2番の強みです。小深田のこの日の初ヒットがここで出ます。はい同点。すると3番小郷がセンターへ2ベース、1塁ランナーの小深田もエンドランかというくらいのいいスタートで、ホームまで還ってきた、はい勝ち越し。もう、ミラクルなイニングになりました。

さいごはこの人、松井裕樹登場

こうなると、ずっと温存されていた松井裕樹がいよいよ登場。先頭の怪人ポランコは打ちそうな雰囲気をプンプン出していましたが、なんとかセンターフライに。つづく中村奨吾は今日は俺の日じゃねえとばかりにあっさり三振。これで2アウト。

しかし、ここからが地獄でしたね。代打の切り札石川慎吾が出てきてしぶとく四球を選ぶと、高めに弱点が見え見えだった新外国人のブロッソーが2ストライクと追い込んだあとの確信の高めストレートをまさかのヒットに。おいおい、さっきまでの空振りは作戦か?...というバッティングを見せてくれちゃいました。これで2アウトながら1、2塁のピンチ。そして迎えた佐藤トシヤに対し、いきなり3ボールというカウントにしちゃう松井。前の回の酒居を思い出させる汗だくの顔が画面いっぱいに映し出されます。

2度めの〈しかし〉、そこは百戦錬磨の守護神・松井、なんとかセンターフライに打ち取りゲームセット。いやあ、見ているだけで倒れそうになる展開でした。
選手のみなさんは暑い中での死闘、太陽が沈んでもここのところの仙台の夜は別ものです。昨日投げたリリーフ陣はさすがにいつもの3倍位の疲労度ではないでしょうか。

しかし、今日のノリに8回を投げさすのは危険です。せめて7回くらいまででスパッと代えちゃってください。となると、やはり8回は酒居でリベンジでしょうか。酒居よ、準備はいいか。今日も行くぞ!。
で、9回はやっぱり松井だよなあ。ま、点差によっては内でもいいです。いずれノリは7回までは最低投げること。