わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

根比べ

Bs0−1E

両チーム無失点のまま迎えた最終回でした。表の楽天は4番島内から。相手はオリの守護神・平野。しかし、みんなが黙り込んでしまっているようなゲーム(雰囲気)のときに、島内は滅法強いのです。で、期待どおり、フェンス直撃の2ベースで0アウトランナー2塁のチャンスを作りました。
次は新・助っ人のマルモでしたが、まだこういう場面で結果を残せるほど日本の野球に馴染んでいません。平野に軽く捻られ空振り三振でした。そして続くのは和田恋。さすがの石井監督も、今の和田恋をこのまま打席に送るほどお人好しではいられませんでしたね。
銀次を代打に送りました。で、しっかりタイムリーで結果を出します。惜しくも2塁でアウトになり、塁上には残れませんでしたが、得点は残しました。

和田恋に結果が出ないのは残念ですが、彼に「なんとかしてやろう」感をほとんど感じないところがもっと残念です。同じ結果が出ていないでも、もう少し気迫を全面に出した打席が見たい...。ま、好調だったオープン戦までの打席も雰囲気的には今とあまり変わらなかったかも。なのでなおさら思います...、オープン戦までの好調さはいったいなんだったのか...。
石井監督がどこまで和田恋を辛抱強く使えるか、問題はそこですね。せっかく開花の兆しを見せている「右の大砲」という希少種です、このまま日向たから日陰に移してしまうのはもったいない、そこの迷いはきっとあるはずです。和田恋にしてみれば、初の開幕1軍です、開幕前と開幕後の環境の変化は決して小さくないはず。1本出た後の変化を見たいところですが、その1本がなかなか出ませんね。あまり間が空くとその「変化」へのインパクトも弱くなりそう。石井監督と和田恋の根比べ状態ですが、そこには限度もありそうです。

瀧中は6回98球無失点、渋くゲームは作りましたが、珍しく制球に苦しんでいた印象です。荒れ球だったのが逆に功を奏した感じもありましたし、結局、炭谷の好リードに相手打線も打ち損じが多かったように見えました。

ピッチャーでは西口がいい感じです。8回の裏を投げましたが、強くて速いボールを自信を持って投げていたイメージです。その前の回を投げた安楽よりも信頼感は完全に上になりましたね。今の安楽だと先発が早いタイミングでマウンドを降りたときのロング要員のイメージです。開幕カードでの印象はかなりダメージが大きかったですね、周りに対しても、それから自身にとっても。まだ、始まったばかり、少しずつ挽回していきたいところ。

松井裕樹の安定感はいよいよ本物ですね。制球が不安定で「松井劇場」を心配した時期もありましたが、今シーズンは今のところまったく危なげないマウンドになっています。炭谷とのバッテリーもうまく噛み合っている感じがあります。炭谷が先発マスクでないときは、9回にバッテリーごと代える式がしばらく続くでしょう。

さぁ、今日からホームにソフバンを迎えての3連戦です。ソフバンはいまだ負けなしの好調さを維持して仙台へ乗り込んできます。ただ、栗原が怪我で離脱というニュースも入ってきました。楽天にとっては朗報です。ただ、うちはゴジラ安田が離脱しました。コロナルールによるものらしいですが、則本とバッテリーを組むのはだれになるのか。また、則本は「連勝ストッパー」の異名もあるので少し心配です。