- H9−1E
石井監督の復帰戦は大敗
石井監督の復帰戦になったカード第2戦は残念ながら勝利で飾れなかった。というか、まさかの大敗だった。田中将大が先発だったから、普通なら1勝1敗にして第3戦に臨もうかというゲームになるはずだった。つまり、石井監督の復帰戦としても最適のゲームになるはずだった。うぅ〜ん、石井監督、意外と「持ってない」かも....w。
田中は自身の「バント処理でお見合い」*1から3失点、ビハインドのままマウンドを降りたのは忍びなかったと思うが、結果的にゲームはこの時点で勝負ありだった...。
田中をリリーフしたのは石田と津留崎。この2人に、田中から9安打4得点の昨日のホークス打線を抑えろという方が酷というもの。なので、この継投で3点差のままゲームが進むだろうとはベンチも考えていなかったろう。と思ったら、石井監督は
「ビハインドで出てくる投手は勝ちゲームで出てくる投手と一緒ですごく大事。もうちょっと考えていかないといけない。逆転の演出が出来づらくなってしまった」
と、結構厳しかった。田中の失点についてあまりうるさく言わないのはいつものことだが、リリーフの2人は連投だったし、もう少しコメントのしようがあるような気がしないでもないw。
明日はホークス先発が和田、イーグルスはローテ候補生の登板枠になっているところへ、今回は藤井が再チェレンジのようだから、最悪の場合、3連敗もありうるな。まいった...。
田中ゲームのパターン3つ
田中が先発のゲームで負けたときにいつも思うことがある。
それは、
- 田中よりも相手投手の方が良かったのか、
- それとも味方打線よりも相手打線の方が良かったのか、
- それとも相手投手も相手打線も、そのどっちもがこちらより良かったのか、
...みたいなことである。*2
で、昨日のゲームはというと、たぶん「3つめ」が当てはまる。どっちも相手が上だった。
この日の武田は、今季初先発とは思えないくらい、とにかく良かった。強いボールを制球よく投げていたし、変化球もキレッキレだった。そんな武田だから、今やホークス打線にも負けないイーグルス打線が(ほんとか?)6イニング3安打に抑えられてしまった。
一方の田中はというと、絶好調というわけではなかったと思うが、そこは腐っても田中である、簡単に攻略できるピッチャーではない。けど、その田中をホークス打線は6イニング9安打4得点と攻略してみせた。
そんなわけで3つめ、投打ともにホークスの方が上だった、ということだ。
初戦は先発予定のエース千賀(コロナ離脱)から代わった杉山を攻略できず、第2戦は大関(ガンの疑いから手術)から代わった今季初先発の武田にほぼ完璧に抑えられ...と、完全に相手不利の状況にも関わらず、ここまで、ほぼ完敗の内容である。
想定外の事態にも、やりくり出来ちゃうホークス。選手層の厚さを言ってしまえばそれまで。やはり「持ってるな」、勝ち運とか底力とか、と改めて感じた。
イーグルスの勝運と底力はどうだ。この先、果たして石井マジックは見られるかどうか…。