E2−2Bs
先発の早川は今回も勝ちきれなかった。新人王を争うオリックスの宮城が11勝をマークしたのに対し、早川は7勝のまましばらく足踏み状態である。初回こそ三者三振に討ち取って開幕当初のキレキレのボールが戻ってきたかに見えたが、回を追うごとにバッターの方が合ってきた感じだった。前回登板のときも気になっていたが、オリンピックインターバルの間に習得したという大きなカーブは低めに決まるときはいいが全体的に高めに入ってヒットにされていた。
で、今回も6回途中で降板。なかなか6回の壁が壊せない。ピッチャー前のバント処理でボールを掴みそこねたりと、自分の意識の中に6回の壁を作ってしまっている感じがある。ローカル地上波の実況中継で解説していた岡田さんが、「上位から下位までずっと同じテンションで投げているから打者も3巡目くらいになると合ってくるよね」みたいなコメントをしていた。一人の打者に対する緩急があるように、相手打線全体に対する緩急も必要だということかもしれない。
攻撃ではやっぱり浅村がパッとしない。というか、不甲斐なさが目につく。相手ピッチャーが勝手にビビってときどき四球を出してくれるから出塁することもあるが、真っ向勝負されたら「三振かゲッツー」みたいなバッターになっていないか。
で、3番にいるからかもしれないが、チャンスだったり、イニングの先頭だったりとけっこう大事な場面で打順が回ってくるのだ。今の浅村が「昨シーズンの浅村」だったら勝てていたゲームはけっこうあったと思うぞw。
さて、スコアは2−2の同点だったが、安打数は5本−8本でオリックスの方が勝っていた。楽天の5本のうちの3本が先頭打者ホームランを打った小深田がひとりで稼いだ安打数だからほかの打者はほとんど休業状態だったわけだ。これでは勝てないわな...。
あと、ライバルのロッテとソフトバンクがどっちも勝った。いよいよ下からの追い上げが厳しくなってきた。今日はエース*1則本、絶対落とせないゲームだ。
*1:と、とりあえず言っておこう