わしログ

ちな鷲じいさんのプロ野球観戦日誌、ときどき身辺雑記

プロ野球の4年より大学野球の4年の方が上だったということだね。ゴールデンルーキー早川が初勝利!!

プロ野球の水と大学野球の水と...

E5-0F

プロ5年目高田萌生が3回持たずに降板したのに対し、同じ98年(生まれ)組のルーキー早川が6回無失点でゲームを作り、ルーキー初勝利1番乗りとなった。
ゲーム後の石井監督もコメントしていたが、ルーキーらしからぬマウンド裁きで堂々のピッチングを見せた早川。プロ野球の水を4年飲んだ選手と大学野球の水を4年飲んだ選手の違いがこれではまったく反対ではないか。
ちょうど10年前の88年組はいわゆる「ハンカチ世代」と呼ばれた。世代の名前にもなった斎藤佑樹が大卒ルーキーとして日ハムに入団したシーズンの斎藤佑樹とマー君こと田中将大。あのときの、プロの水を4年飲んだマー君と大学野球の水を4年飲んだ斎藤佑樹の違いこそが正しい姿だと思っていたがプロの世界での勝負はそれほど単純ではないということだね。

昨日の早川を振り返る。

立ち上がりから

まずは1番西川との対峙の仕方が前日の高田とはぜんぜん違うな、というのが第一印象だった。
早川もこれがデビュー戦。それなりに緊張はしていたと思う。ただ落ち着いていたし集中していた。もはやルーキーの初マウンドとはとても思えない雰囲気でマウンドに立っていた。
周りからの期待であったり好奇心であったり。自分の中の使命感であったりプライドであったり。いろいろなものを背負っての初回マウンドだったはずだが、ボールが手に付かないようなこともなく、しっかり指にかかったいいボールを投げていた。

さすがの西川もそんな早川のピッチングに前日のような「振らずに様子見」という選択肢はなかったようだ。積極的に打って出ていた。...というかあそこは打って出ないとヤバいと思わせた早川の勝ち。結果は空振り三振だった。
そして2番近藤、3番渡辺という日ハムきっての好打者が続いたけれどこれをなんなく打ち取って3人で初回を終えた。上々以上の立ち上がりだった。
この立ち上がりを見ただけでファンとしては早川のゲームメイクの行方に希望(信頼)が持てた。それは野手(攻撃陣)も同じだったはずだ。

早川の優れたところ

テンポ良さはいつもどおり。
それと先頭打者を出さないところもいいね。ちなみに3イニングまで先頭打者を全部三振に打ち取っていたのだからもう脱帽するしかない。
ランナーを出してからも落ち着いていた。牽制の仕方にもセンスがある。というか、いろいろなパターンを持っているからランナーはまさしく牽制されている感じだった。

西川の2打席め(2周りめが肝心)

西川の2打席めは3回に回ってきた。前日の高田と比較するのは高田にとても気の毒ではあるのだが、早川はストライク先行になるところがやっぱり(高田とは)ぜんぜん違うのだな。追い込まれてからの西川もさすがで技ありのバッティングでセンターへ持っていくがこれはセンターフライでアウトだった。ヨッシ!。

0アウト満塁のピンチでギアが上がった?

4回表にピンチが訪れた。0アウト満塁の場面でバッターは5番の好調・野村佑希。フルカウントから空振り三振に打ち取った。このメンタルが凄すぎる。ピンチでも狙ったところに投げ切れるところのメンタルだ。
続く6番大田泰示も三振に打ち取ると、7番樋口をサードゴロに仕留め無失点でマウンドを降りた。マウンドでの表情からは分からなかった。つまり無表情でギアを入れていたのだとしたらもう怪物だな、彼は...。

ピンチの後にチャンス到来。楽天の4回裏は先頭の浅村の2ベースから始まったが、相手エラーも絡みこの回4得点と先制した。

味方が得点した裏の5回表の早川のピッチング

先頭打者の8番清水がショート小深田のエラーで出塁するが、そこからまったく慌てない。9番中島を三振。好打者の1番西川、2番近藤と続く上位打線にも淡々と投げきり打ち取った。

ここからはリリーフ(勝ちバターンのリレーメンバー)の感想

2番手(7回)の酒居は7回から。代打攻勢の日ハムを簡単に3人で抑えた。昨シーズンまでの酒居はどこか借りてきた猫の雰囲気があったけど、今シーズンはだいぶ楽天の人らしくなってきたようなw。

3番手(8回)は牧田。勝ちパターンの8回はこの人でほぼ決まりだろう。ファンが安心して見ていられるということは守る野手にとっても落ち着いて守れるということだ。相変わらずのテンポの早さで打者が自分の間にならないのがよく分かる。好打者近藤さえも打たされている印象だ。

クローザー(9回)はもちろん松井裕樹。5点リードの場面だったが、とりあえず一度投げておくかという登板。
先頭は出したが、後続を3者連続三振に。前回登板のときのブログにも書いたと思う。松井裕樹のボールが荒れ球でなくなったなという印象だ。

ここからは攻撃陣の感想

バッターでいえば4番浅村の初回の四球は良い兆しが出ていた。無理に振りに行かずに見切って四球だったところがポイントである。浅村は打てていないことから崩れていくタイプではないのは分かっていたが、それを再確認できた打席だった。
で、ピンチの後にチャンス到来。4回裏の攻撃では先頭の浅村が見事な2ベース。この2ベースを含めてこの日の浅村は3連続安打を記録した。昨日のブログでスロースターターと書いたが浅村もようやくギアを入れてきたかな。あとはホームランを待つのみだ。

4番の浅村にまだホームランが1本も出ていないのに、なぜかキャッチャー太田が前日に続いて2本目のホームラン。8回だったからダメ押しとなる一発になった。
太田は4回裏の攻撃でも2点タイムリーを打ち、昨日のお立ち台に早川と一緒に立った。楽天ポイント10万点と一緒に正捕手の座もゲットだなw。

まとめ

野手のエラーで作ったピンチをピッチャーがピシャリと抑え、その裏に集中打で先制点、そして追加点と猛攻を展開。
これぞ未来のエース・早川の初マウンドに相応しいゲーム展開、初勝利だったなあ。いやあ、たいしたものだ。