わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

マー君の登板回避でファンだけじゃなくてチーム自体がガックリ来ている感じのゲームだったな...

マー君の登板回避でチーム自体もガックリ?

E4−9F

マー君が戻ってきたことで涌井、田中、岸、則本の先発・四天王が誕生し、パ・リーグの順位予想で楽天を1位にあげるプロ野球解説者も何人か出てきた。
震災から10年という節目の年とも重なって、マー君の朝の声出しではないが「今シーズンのプロ野球の主役は俺たち楽天だぁー」という雰囲気の中で開幕したと思ったら、マー君のいきなりの先発回避に加えて則本の離婚騒動まで勃発した。おいおい、始まってまだ2戦めなのに四天王のうちの2人がこんな状態では先が思いやられるではないか...。

...という中、日ハムとの第2戦は14時にプレーボール。マイナスイメージのニュースを吹き飛ばすような快勝となれば良かったけれど、なんだかチーム自体が気落ちしたような内容で初戦のリベンジを食らったようなスコアになってしまった。

代役どころか前座にもならなかった

先発はマー君登板回避でチャンス到来の高田萌生。ここでマー君の登板予定だったことを忘れさせてくれるような快投を演じてくれたら最高だったが、そんな「持ってる」ピッチャーだったらとっくにチームの主力になっていてもおかしくない高卒「98年組」なのであるな...。
たしかにマー君の代役というだけでも大きなプレッシャーなのに、その場面が移籍後最初の一軍マウンド、しかも開幕カードの2戦めの先発なのだから緊張するなという方が無理かもしれない。
案の定、トップバッターの西川にはストライクゾーンで勝負することを完全に逃げていたね。というか、ストライクがぜんぜん入る感じがしなかった。ボールが相当暴れていたけれど、あれこそが高田の心中だったろうと思う。
それでも初回をどうにかこうにか1失点で切り抜け、2回はだいぶ落ち着いて投げられていたように見えた。カーブが効果的だったね。あれはキャッチャー太田の成長した部分だろうと思う。あとストレートも球速表示以上の球威を感じるボールが多かった。コースのバラツキも減って安定してきた印象でこのまま行けるかなと思わせたイニングだった。

で、2回裏に太田の逆転2ランが飛び出した。

ところが3回表。初回と同じ西川からの打順だったが、ここでストレートの四球を出してしまう。こういうところだよね。意識しすぎ。歩かせるだけならだれでもできるのだ。勝負せずに負けてどうする?という感じの西川との対戦だった。結果3回途中74球6安打4四球4失点はマー君の代役どころか前座にもならない結果に終わってしまった印象だ。
高田萌生のイメージだが、ここぞというときのボールをまだ制球できていない。テクニカルというよりもメンタルのコントロールだよね。逆転した裏のイニングにすぐに追いつかれ追い越される展開にしてしまうところに藤平同様いまだ開花できずにいる原因がありそうだ。
球威といい変化球の切れといい石井監督が推すだけのボールは持っているのだが、それを肝心なところで出せないところが残念。次のチャンスはあるか。こればかりは分からんね...。

ソラも似たりよったり?

高田をリリーフした鈴木翔天はいい感じに投げているように見えたが、西川との対戦になったらこれが高田とまったく同じ。ボールが西川のストライクゾーンから逃げていくようにボールになっていた。これも意識過剰からくる制球不安だろう。結局四球。西川は高田との2打席と鈴木との1打席いずれも一度もバットを振らずに出塁した。格の違いと言ってしまえばそれまで。
2人ともプロの洗礼を受けずに投げきろうという姑息さが気に食わない。…と言ったら言い過ぎかw。

それにしても、高田も鈴木もストライク先行のカウントにならない。日ハムの好打者相手にバッター有利のカウントを自分で作っていては勝負にならんだろう...。

その他雑感

安楽、酒居はあんなもんだろう。渡辺佑樹は落ち着いてきた感じ。ブセニッツは調整不足が歴然。

バッターでは4番の浅村が機能していない。....というかブレーキになっている。「スロースターターだから...」では済まない立場にあるんだけどなあ....とか。

あぁ、開幕2戦めから早くも愚痴が出てきたよ。