わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

ドラ1早川くん入団

期待のドラ1投手、早川隆久の入団が決まった。
契約金1億円、年俸1600万円は現在の最高待遇。さすがに目利きの石井監督が自身の黄金の左手で引き当てたルーキーだけのことはある。 投手のドラ1は2017年の近藤弘樹以来だが、その近藤は先日、たった3年の在籍で戦力外を通告された。つまりドラ1にもハズレがあるということになるけれど、さすがに早川くんの場合のハズレはないだろう。ドラ1の中でも「別格」はある。

早川くんの入団交渉後のコメントが良かった。
プロの世界で通用するだろうか、みたいな不安はないようだ。たとえば、次のコメント

「来年からあの強いソフトバンクと戦うのかと思うと、ぞっとするけど、自分の投球がどこまで通用するか。すごく楽しみな部分もある」

ようするに1軍で投げることはもう当たり前、そのときに対戦するであろうソフトバンク打線のパワーを警戒しているのだ。いやはや大物である。たのもしいねぇ。

以前のブログにも書いたが、楽天には早川の同世代ピッチャーが2人いる。

  • 藤平尚真(2016年ドラ1投手)
  • 高田萌生(2020年Gよりトレード)

同世代といえば、早川も高校3年生(木更津総合高校)のときに甲子園夏の大会を経験している。ベスト8まで進出し、今井達也(現西武ライオンズ)の作新高校に破れた。u-18アジア大会の日本代表にも選ばれている。高校野球でも十分にエリートだったわけだ。 2016ドラ1の藤平と高校時代のキャリアはほぼ同じ。で、藤平は直接プロの世界へ、早川は大学野球を経てプロの世界へ。 藤平vs早川は「プロでの4年間」vs「大学の4年間」と見ることもできる。

というわけで、藤平vs早川のドラ1同士のレースも楽しみだし、このドラ1レースに同世代の高田がどんなふうに絡むかにも注目したい。 早川がローテ入するのは当然として、これに刺激されて藤平か高田のどちらか一方でも化けるようなら「一粒で二度美味しい」ドラフトだったことになるかな。いや、藤平の場合はもともとがドラ1なので遅すぎたドラ1というだけか...。なんでもいいから、良い結果になればいい。