わしログ

ちな鷲じいさんのプロ野球観戦日誌

石井監督が選んだコーチングスタッフについての雑感

コーチングスタッフについて書こうと思った。

2019年5月だからちょっと古い記事。石井監督になってコーチングスタッフががらりと変わったので、そのことを書こうといろいろ記事を読んでいて見つけた。
石井一久GMが『グラゼニ』原作者に明かす「楽天に入って変えたこと」(現代ビジネス) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

平石監督解任劇の前の対談だけど、石井監督(GM)のコーチングスタッフについての基本的な考え方を知ることができる。対談の中のその部分を次に抜粋してみた。

現役を退いたばかりのコーチの方がベテランコーチに勝る

僕は、現役を退いたばかりのコーチのほうが、ベテランコーチに勝ることがいっぱいあると思っています。去年まで生のピッチャーの球を打っていたからこそ、選手とより深いところで話せることがある。

伊藤智仁を投手コーチに選んだ理由

一番は人間性ですね。ヤクルトが最下位になって真中満監督がやめる際に、トモさんは一緒にコーチをやめているんですよ。

そういう理由だったか、やっぱり...。

潔いというか、それだけ責任を持った行動ができる人はなかなかいませんから。そういう人にチームにいてほしかった。

三木とカツノリを選んだ理由

ちなみにこのときの1軍監督は平石だから三木とカツノリを2軍の監督とコーチとして招へいしたことの理由についてコメントしている。

楽天はもっと「戦う集団」にならないと強くなっていかないと思うんです。カツノリはバッテリーコーチだけど、ピッチャーのことまで口を出しちゃうくらい勝つことに貪欲だし、三木も野村克也監督の下でやってきて、打って投げるだけじゃ勝てる野球にならないということを理解しています。

で、問題の平石洋介を監督にした理由

彼はイーグルスが負けている時期も知ってるし、勝っている時期も知ってる。チームの状況を一番早くつかめる人だと思いました。

すごくリーダーシップがありますね。早い段階から「このチームにとってベストな監督だな」と感じていました。

チームの状況は早くつかめたんだろうけど、それを修正するアイデアも経験もなかったということだね。平石にはいずれホークスでベストな監督になってもらうとして、楽天のベストな監督には石井GM自身がなるしかないというところまで来てしまったということだな。

ということで、あらためて2021年の石井楽天のコーチングスタッフについての雑感など

新旧

石井楽天のコーチングスタッフだけど、どんなふうに変わったか並べてみた。変わったところは赤書き。

役職 2020 2021
監督 三木肇 石井一久
ヘッドコーチ(作戦コーチ) 野村克則 真喜志康永
打撃コーチ 金森栄治 金森栄治
打撃コーチ 渡辺直人 渡辺直人
打撃コーチ 鉄平 鉄平
投手コーチ 伊藤智仁 石井貴
投手コーチ 小山伸一郎 小山伸一郎
バッテリー兼守備戦略コーチ 光山 英和 光山 英和
内野守備走塁コーチ 塩川 達也 奈良原 浩
外野守備走塁コーチ 笘篠 誠治 岡田 幸文

石井監督は今シーズン終了後に「「オフェンス力を強化して上げる中で、ディフェンス力を一緒に上げられなかった。」と自分の反省材料についてコメントしていた。で、打撃コーチはそのまま、投手コーチと内外野守備コーチを代えて出直そう...ということだな。

ヘッドコーチ
  • 真喜志コーチについては前回書いたので省略。
  • カツノリについては戦術云々というよりは優しい三木に不足気味の闘争心を補う意味だったろうからこんなモンか。

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投手コーチ
  • 伊藤コーチが退団したのはいいが、代わりに就任した石井コーチのことがよく分からない。
  • 西武では1軍投手コーチの経験があるようだが、実績的なところは不明。
  • 今シーズン楽天の2軍投手コーチを務めているから、その実績を見ての起用だとすれば、石井監督の見立てを信じるしかあるまい。
  • 伊藤コーチにはさっそくヤクルトからお声が掛かっているようだ。
  • ヤクルトでは選手としても、またコーチとしてもそれなりの実績を残しているので、伊藤コーチも楽天よりはやりやすい環境と言えるだろう。楽天では主力投手に対しての気遣いがかなり感じられたから。
  • その点、石井貴コーチについては主力投手である岸や涌井が西武出身なので、同様の効果を期待したいところだ。
内野守備走塁コーチ
  • 塩川コーチは2軍に配置換えとなった。三木監督同様、選手の育成についてはそれなりの評価があるということか。
  • 塩川の3塁コーチでの暴走ぶりは石井GMには想定外(反省材料)だったろう。
  • その点、ベテラン奈良原の判断力、戦略に期待しての配置換えということか。
外野守備走塁コーチ
  • 岡田を招へい。内野とは反対にベテランから若手に切り替えた格好だ。
  • 顔ぶれを見ても内野はだいぶ成熟、というか大人の選手がそろっている。
  • それに比べ外野、特にセンターを担うであろう顔ぶれはポテンシャルは高いがまだまだ発展途上。良く言うと伸び代がある。
  • というわけで、現役時代の近かい岡田から、より新鮮な感覚と生々しい経験を吸収させようという意図が伺える。