三木イーグルスの一軍コーチングスタッフが発表されたので、ざっくり感想をメモしておく。
- 監督 三木肇(47)=上宮高 背番号88
- 打撃 渡辺浩司(61)=新潟商高 89
- 同 後藤武敏(44)=法大 93
- 投手 石井貴(53)=藤嶺藤沢高 80
- 同 久保裕也(44)=東海大 91
- バッテリー 田中雅彦(42)=近大 96
- 内野守備走塁 塩川達也(41)=東北福祉大 86
- 外野守備走塁 川名慎一(54)=鹿児島商工高 99
- 打撃兼野手補佐 森岡良介(40)=明徳義塾高 95
今江イーグルスのときからそのまま残ったのが、後藤バッティングコーチと塩川内野守備コーチの2人、投手コーチ2人とバッテリーコーチは三木監督が2軍監督のときに一緒にやってたメンバーを昇格させた。
あとのコーチは楽天に新たに招いたわけだが、経歴を見ると三木監督が他所の球団でコーチをしていた頃に一緒にコーチをしていた顔ぶれのようだから、いずれも三木監督チョイスのコーチ陣と言っていいだろう。
ヘッドコーチは置かない方針のようである。三木さんが前回一軍監督をしたときはカツノリがヘッドだったと思うが、そのときの反省があるのかもしれないw。三木さんのやりやすい体制にした可能性はある。
とはいえ、2軍監督時代に三木監督の監督代行を務めたこともある田中バッテリーコーチを2軍から連れてきているので、彼が実質的なヘッドと見たw。
後藤バッティングコーチは、今シーズン途中に川島コーチとの役割変更があった。そこからのチームの攻撃力UPを見れば彼の力量がわかるというものだ。後藤コーチは2軍コーチも長かったから、三木監督の野球もよく理解しているはずで、ま、留任は当然の流れということになる。
塩川コーチも残った。この人も2軍コーチが長かった。三木野球の理解者に違いない。
三木監督は就任あいさつで「選手の特徴」をよく理解していることが自分の長所だと言っていたが、それはコーチングスタッフについても言えるはずで、三木さんが塩川コーチを留任させたということは「そういうこと」なんだと思うw。
投手コーチはスパッと入れ替えた。今シーズンの投手防御率12球団ワーストは言い訳できなかったろう。早川、藤井の二桁勝利や則本のクローザー転向、藤平のリリーフ転向といった実績もコーチというよりは選手個人の力量によるところと評価された可能性がある。
田中、荘司、ポンセといった実力投手をうまく機能させられなかったことも影響したか。
手柄は選手の、失敗はコーチの...。ま、最初は三木監督が信頼を置く投手コーチで始めてみようということだろうw。
新しく迎えたコーチは上にも書いたとおり三木監督とは同じ時期に同じチームでコーチをやっていた。三木さんも彼らの力量を認めているし、相手も三木さんの力を認めている。そういう間柄に違いない。
石井GMはどちらかというと選手時代からあまり期間を置かずにコーチとなったケースのメリットを評価していた印象があったけど、そこは少し方向転換しているように見える。
今回の陣容は三木監督のやりやすさに重きを置いた編成ということかもしれない。
三木監督がこれで本来の力を存分に発揮したときにどんな野球を見せてくれるか、来シーズン開幕が楽しみになってきたw。