わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

直人が楽天の監督になる日は来るだろうか...

E4−2L (11/6)

直人の引退試合。先発の岸が9回を投げ切って見事勝利。岸はこの日123球を投げた。11奪三振という数字からも分かるとおり、ボールに力があったし、制球も良かった。ただ、岸の完投は野手の好守にもだいぶ助けられた感じがあった。直人に勝利をプレゼントするためにチームが一丸となって闘っていた印象が強い。

引退セレモニーにはライオンズの選手はもちろん、ライオンズファンまでもが球場に残っていた。ベイスターズ時代のユニホームを掲げるファンも映像に映っていたから、数の違いこそあれ、直人が所属したチームのファンが勢揃いして直人を見送ったセレモニーだった。

直人ほどチームメイトに愛され、ファンに愛された選手も珍しいと思う。
で、思った。直人が楽天の監督になる日は来るだろうか...と。

今シーズンの三木楽天を観ていて思ったのは、強いチームの監督というのは大きく2つのタイプがあるのではないかということだ。

  • 「この監督を勝たせてあげたい(または「男」にしたい)」と選手に思わせるタイプ。
  • 「この監督の言う通りやっていれば勝てる」と選手に思わせるタイプ。

星野監督なんかは前者に近いし、野村さんなんかはどちらかといえば後者になるだろうか。三木さんの場合は最初の内は後者のように見せてチームを引っ張っていたと思うが、そのうち「持っていない」ことが暴露され、チームは迷走を始めたのだった。昨シーズンの平石なんかは前者のタイプのように思うから、平石監督の下に三木をヘッドコーチでつけて今シーズンを闘うやり方が意外と良かったのではないか、などと今はちょっと思っていたりする。

で、直人だが、典型的な前者のタイプだし、野村さんの薫陶も受けているから緻密な野球もできるに違いない。いい監督になりそうなんだけど、まずはコーチから始めるのだろう。そしていずれは楽天を率いてほしいね。

...と、その前に三木だ。続投が前提ではないという報道も流れ出したが、来シーズンは果たしてどうなるか…。