E6−6L (11/7)
今シーズンのラストゲーム。
初回に一挙6得点をあげたので、そのまますいすいと連勝かと思いきや、そのあとが続かない。逆に対戦相手のライオンは立ち上がり6失点の先発・今井に初回2アウトで見切りを付けて、そこからジワリジワリと追い上げてきた。これが強豪チームの地力というやつだろう。とうとう7回には同点に追いつかれてしまった。
一般的には、CS進出を狙うチームとそうでないチームのモチベーションの差ともとれるわけだが、今シーズンの楽天にそれは当てはまらない。CSの望みがあった頃のゲームでは勝ちきれず(連敗し)、CSの可能性が消滅した途端に勝ちだすという「(勝負)弱い」チームに見られる典型的なパターン。野村監督がよく言っていた「強いチームは、勝つ時は接戦、負ける時は大敗。弱いチームは、その逆」にも通じるメンタル構造だ。
なので、このお気楽な状態で、しかも初回に6得点あげても勝てないのだから、もはやライオンとの地力差は明らかなのである。今シーズンの楽天は2位争いなどできるレベルではなかった...、そのことがラストゲームで再確認されたという感じ。
先発の瀧中は珍しく制球に苦しんでいた。石橋を飛ばして中5日での登板となったわけだが、ま、長いシーズン、常にコンディションをそこそこの状態まで上げるというのは至難の業だろうから、6回まで引っ張ったことは来シーズンを睨んでの起用と考えればアリだったとは思う。ただ、そのあとの継投がやっぱり上手くいかないよね。「おいおいコイツでいいの?」というところでやっぱり失点する...みたいな継投になっているところが問題。
延長10回なんかを見てても、ライオンは松井裕樹にメヒアをあてて盛り上げるが、負けのなくなった10回裏の楽天の攻撃では守備から入った藤田がそのまま打席に入るみたいななんともショボい展開にしかできないところに采配の差を感じたり...。
さて、楽天の2軍がファーム日本一を決めたらしい。球団初の快挙。...といえば聞こえは良いが、昨シーズンだって球団初のファームでのリーグ優勝だった。2軍監督だった三木があれで一躍脚光を浴びたのは記憶に新しい。
で、今シーズンはそれをあっさり塗り替えてファーム日本一を決めたことになる。でもね、だからといって奈良原2軍監督が三木監督よりも上だろうと簡単に思ってはいけない。それは今シーズンの三木楽天を見ていればわかることだ。
ただ、三木の後任が見つからず、三木の続投か、奈良原にチェンジかどっちか選べと言われれば、これはかなり迷いそうだw。年齢的には奈良原監督、三木ヘッドコーチという組み合わせが座りは良さそうだけど...。
ウエスタン、イースタン各リーグの覇者がファーム日本一の座を懸けて戦う「2020年プロ野球ファーム日本選手権」は7日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われ、東北楽天が福岡ソフトバンクを6-4で下し、初のファーム日本一に輝きました。https://t.co/jEbOO8u0gs#NPB pic.twitter.com/Y5OcdXngqt
— 日本野球機構(NPB) (@npb) November 7, 2020
MVPは村林だったみたい。
なんか微妙。オコエとかなら来季に期待とかなりそうだけど...。
西口は優秀選手だったね。
こっちも微妙。その力投を1軍で見せろという感じ...。