わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

岡島デー

E5−1De

再三のチャンスを拙攻でつぶし、1−1の同点のままゲームは終盤へ、みたいな嫌な展開になっていた。流れはこっちに来たがっているのにそれを引き寄せる主役がいない。そんな雰囲気の7回裏、やっぱりこの人、好調・岡島が期待どおりのタイムリー3ベースで追加点をあげた。しかも2得点。これでググッと楽天へ「勝ち」が寄ってきた。
岡島の好調もここまで続くと単なる「結果」、「たまたま」的なことでは片付けられない。石井監督がゲーム後のコメントで「野球IQの高い選手」というような表現をしていたけれど、要するに状況に応じて求められるプレーを実践できる「本物の実力」がある選手と言いたかったのだろう。

確かに横尾、内田、村林といったところは勝負強いところを見せたかと思うと次はまるで別人になったかのように続かない。たまたま「結果」が良かっただけ、高い野球IQが土台にあって出している結果ではない、そういうことになるだろうか。いまだ一軍半の辺りを行ったり来たりしているのはまだ本物ではないということだ。
特に前日に勝負強いところを見せたDHスタメンの横尾が0アウト2、3塁の場面で最初から「犠牲フライ狙い」みたいな打席に見えたのがちょっとなあ...。初めから「最低限」を目指してどうするよ、みたいな。次の打席も「君は何をしたいの?」的なスイングだった。「迷える大砲」はまだ長いトンネルの中である。

先発の早川は序盤をいつもどおりのいいテンポで相手にスキを与えない切れのあるピッチングで立ち上がったが、中盤に入ってからストライクとボールがハッキリしだした。身体のバランスが少しずつズレてきて、思うようにコントロールできていないところを懸命に修正しながら投げていたように見えた。蓄積していた疲労が早川本人の意志とは関係なく身体のバランスを狂わしていたのだろう。6回表、先頭を四球で出塁させ、次にバントを決められ1アウト2塁としたところで石井監督は安楽へスイッチした。この時点で球数は84球だったが、身体はすでに100球超えの状態だったと思う。

このあとの安楽→酒居→ソン→松井の継投はさすがだった。岡島の追加点と浅村の追加点で4点差まで広げたゲームだが、早川と今永の両先発はがっぷりよつで譲らず、あとは「中継ぎピッチャー」の勝負だったとも言える。中継ぎの勝利だった。中でも7回をテンポよく3人で終えて勝ち越しの口火を切った酒居が今季初勝利となって楽天ポイント10万ゲットはナイス。

さて、今日はゲームがなくて明日からセ・リーグ主催ゲームが6連戦。塩見が上がってくるというニュースがあったが、裏ローテの先陣は岸に代わって塩見が切るのだろうか。それとも先日公示された高田萌生か。高田は今度こそ石井監督に「無駄な登板だった」と言われないようにしないと...。