わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

涌井さまさま、大地も楽天Pゲット

仙台の桜も満開です。錦町公園にて

相手先発が山本でなくてラッキー

昨日からホームにオリックスを迎えてのナイトゲームオリックスは一昨日のゲームでソフトバンクに勝って勢いづいているから要注意だ。ただ開幕投手山本由伸は一日前にずれてそのソフトバンク戦に登板した。これは正直ラッキーだったw。完封ピッチングを見せたようだけど、他所のチームからなので問題なし。というかソフトバンクからだったので「よくやった」と褒めてあげたいくらいw。
そういえばオリックス山本も98年組でうちのルーキー早川くんと同世代になる。山本との対戦はできれば避けたいところなんだが、この2人の対戦はやっぱり見てみたいよなあ...*1

前置きが長くなった。ここから本題。

涌井のいいところ

E4−2Bs

先発の涌井は7回100球5安打9奪三振四死球2失点という内容。立ち上がりから上々だった。低めのストレートの球威も良かったし変化球の精度も良かった。9奪三振という数字がそれを物語っているね。
ただ涌井の上手さはやはりバッターとの間のとり方だろう。軸足で立っている間隔をバッターの間に応じて変えながら投げている。牧田の投球動作に入る間隔もそうだけど、打者のすきを突くように伸びのあるボールをコースに入れてくるから打者はなかなか対応できない。ナイスピッチ!。
あとはゲームの流れを相手に渡さない「強靭な安定感」だな。もう支配力と言ってもいい。初回に2点先制したあとに何度か訪れた絶好のチャンスがことごとく潰れたけど、並のピッチャーなら相手に流れを持っていかれてしまう。膠着状態を我慢できるピッチングは涌井の最大の持ち味だな。

大地のいいところ

打のヒーローは鈴木大地。打率こそ1割台だが、これまでも当たり自体は悪くなかった。大地のいいところは自分のバッティングが結果によってぶれないところだろう。だんだんヒットゾーンに飛ぶようになってきた。
辰己、小深田、島内の123も驚異だが、浅村、茂木、大地の456も強烈だ。ま、昨日のゲームでは浅村、茂木のあたりがブレーキになったチャンスも数回あったけど、大地がそれをフォロー、打順が機能した格好だ。

カズキいいところなし

最後まで結果が出ずに苦しんでいるのが田中カズキだ。守備での貢献度が高いからなかなかメンバーから外せないけど、まさに「守備の人」と化している。特に6回裏、大地の2ベースのあとのカズキのバント空振りは相当重症であることを示していたね。キャッチャーからのセカンド送球が悪送球になって2塁ランナーの大地は結果的に3塁セーフになったが、セカンドで刺されていたらカズキの大チョンボであったな。大地もスタート早すぎではあったが。
ただ、このあと小郷スクイズを見事に決めて追加点をあげたのは効いたね。カズキ減点、小郷加点というシーンだった。カズキだったら出せなかったサインだろう。

その他雑感

8回裏に涌井からマウンドを引き継いだのは牧田ではなく酒居だった。強いボールが投げられていたしフォークがよかった。2アウトまではスムーズだったけど、そこから連続四球でバタバタした。3人めのバッターの微妙な判定からの四球が尾を引いた印象だ。吉田正尚に回せないというプレッシャーのかかった場面だった。
2点リードで迎えたイニングだったけど、石井監督は酒居の適応力を見たかったのだろう。牧田ほどではないが、宋よりはいい。ブセも僅差のシーンでは揺らぐことがあるので「8回の酒居」はときどきあるだろう。

最後は松井裕樹。先頭のモヤを三振に切って落ち着いた。今シーズンの松井には「結果良ければなんでもあり」の泥臭さを感じる。そういう意味で逞しくなっている。

*1:山本と藤平の対戦は藤平の初回危険球退場だったしなあ。