わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

久々に三木の笑顔を見た...

E6−3Bs (10/22)

気のせいだろうか、カツノリの姿がベンチに見えない。三木さんがポツンと一人でベンチに座っていたのが印象的だ。
それに昨日は常時リードしていたこともあってか、三木に笑顔が多かったように思う。特にロメロの3ランが飛び出して5回裏で5点リードとなったシーンでは満面の笑みであった。実にわかりやすいのであるが、喜怒哀楽が顔に出やすいのも監督としてどうかと思う。
監督の勝利インタビューの受け答えを聞いていても非常に選手に気を遣っているのが分かって人柄が出ているなあと思った。セーブシチュエーションの9回表のマウンドに抑えのブセではなく牧田を送った起用についてだったが、「天候のことやいろいろな事情を考慮してコーチらと相談して牧田に決めた。」と苦しい説明に終始していた。なにも難しいコメントはいらないのだ。「ブセは最近失敗が続いているので。」とズバリ答えてほしかった。あの端切れの悪さが人柄としては良い面なんだと思うが、監督としての勝負強さに欠けている部分でもあるような気がする。

ということで、昨日のゲームで良かったと思う三木采配はやはり9回に牧田をマウンドへ送ったことだろう。牧田もなかなか連投は厳しい年齢になっているので、クローザーに固定というわけにはいかないと思うが、牧田を登板させるときの順番は得点によっては一番最後というのがもっとあっても良かったと思う。7回と8回の順番は相手の打順に応じて変えていた時期もあったが、クローザーはブセ固定にこだわっていたように見えた。そういうこだわりが必要な時期もあるとは思うが、今シーズンのようなボタンの掛け違いで始まったシーズンの場合はもっと臨機応変に対応すべきだった。そこを監督として厳しく仕切れなかったところが今シーズンの三木さんの限界だったなあと思うのである。
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さて、今日は前回の背信マウンドで雲隠れするしかなくなった塩見に代わって福井が先発。ほんと新しい顔が出てこないね、先発ピッチャー。結局は昨シーズンにいくらか実績のあった無難なところからの選抜になっている。ま、冒険ができないところを見ると、まだCSを諦めていないともとれるし、せめてAクラスは死守したいあらわれともとれる。
三木さんが留任したら、これから先もがちがちのセオリー野球と過去の実績からの無難な起用ばかりを見せられるのだろうか。コーチの声に耳を傾けるというのはもちろん必要だし大事なことなんだけど、たまには自分の見立てでアッと驚く抜擢起用のひとつやふたつ大将らしいところも見せてほしいものだ。そしてそれがズバリとハマって「三木マジック」などと言われるようになってようやく一人前なんだろう。