わしログ

ちな鷲じいさんのプロ野球観戦日誌です。

涌井さまさま


F2−12E

涌井が投げればこんなもんでしょう。これで8連勝です。リリーフも一人使っただけ。涌井、まさにエースの働きですね。本当は完投するかなと思いながら見ていたのですが、そこまでのこだわりは無かったようです。
ヤンキースの田中がまだ楽天にいた頃、田中が投げるときはブルペンのピッチャーがみなベンチで応援していたという話がありました。ほかにも星野さんが「田中が投げるときはそんなに点はいらんのに何故かみんなよく打つ」と言っていたのを思い出したり。まさに今の「涌井が投げるとき」がそのときと同じ状況になっているように思います。
涌井の前回登板のとき、足がつりそうだからと途中で自分からベンチに下がるシーンがありました。普通なら敵前逃亡、ランナーを残して無責任という発想にもなりかねないところ、監督をはじめとする周囲の反応は「さすがリスクマネジメントが出来ている」というものでした。自分の拘りを捨てチームのために異常を訴えたと理解したわけです。今の涌井に対する信頼はそれくらい厚いものがあります。今回の涌井の8回で降板も11点差あったので、次の登板のことを考え9回のマウンドは後輩に譲ったということでしょう。これも自分の次の登板のことを考えたというよりは、チームにとってはここで降板して次に備え調整する方がベターと判断したということになります。涌井さまさまです。
涌井の内容、8回110球4被安打1失点はとにかくすごいです。で、この凄い状態を8回続けていることが更に凄い。イーグルスが日本一になったシーズンにヤンキースの田中が24連勝という記録を作りましたが、あのときの田中が25歳くらいですから、今の涌井の34歳というのもこれまた凄い。

とにかく今の楽天の投手陣はみな「今の涌井」を見て刺激を受けているはずです。中には則本のようにその刺激が自分を見失うくらいに焦りとか苛立ちという形で影響しているのもいるけど...。
最近、力感なく投げるスタイルが楽天投手陣の間で流行っているように感じていたのですが、もしかしたら涌井の丁寧なピッチングを真似ているのかもしれません。そうそう簡単には到達できるレベルのピッチングではないのにスタイルだけを真似ても、やはり同じようにはいかないわけですね。もっと根っこのところを真似てほしい。というか、そもそも制球力をつけるところから始めなくてはいけないピッチャーが多すぎないかな。

あと、気になっているのが「キャッチャーとの相性」とかなんとかでピッチングが変わるやつ。塩見の足立とか。則本や岸にも少しその傾向が見えたりするけど、涌井と太田のバッテリーを見ていると、本物はやはりキャッチャーを選ばない。キャッチャーとよくコミュニケーションをとっているし、逆に育成するくらいの気持ちでやっているのだろうと思って見ています。
もちろん、ポロポロ後逸するキャッチャーだったり、ストライクなのにキャッチングが下手クソでミットが流されボールにしてしまうことが多いとかいうキャッチャーは勘弁、というのはあるかもしれない。ただ、そういうことがなくて、攻撃力でも明らかに上なのに、ただ自分が投げにくい、自分のことをよく分かっていない、とかいう相性だけで十分なピッチングができない、だからこっちにして...となると、勝てるピッチャーにはなれないんだろうなあ、などと思ったり。
ま、キャッチャーを選ぶことで内容が良くなるなら、その良くなるキャッチャーにしたらいい、という考え方も当然あるわけで、多少の攻撃力低下と盗塁阻止率低下には目をつむってでもゲームを作ることが先決という作戦はあるだろうからこれ以上は言わない。ただ、涌井はやっぱり凄いよ、そこが言いたかった。
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さて、今日は松井裕樹が先発のようです。何度目の正直になるんだろう?。そろそろこのへんで見極めてほしい。というか、松井はもし今回もダメなら自分から先発転向中止を宣言すべきだ。...って、もはやダメな前提で書いているよ...w。それじゃダメじゃん。
でも、過度の期待もしない。「そんなもんでしょ...」の気持ちを忘れずに。