わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

石井GMが書いた「平石監督の退任を決断した理由や経緯について」を読んだ。

平石監督の退任が発表されましたね。石井GMが会見を行ったようです。その際、記者に配られたA4一枚のペーパーには、石井GMが平石監督の退任を決断した理由や経緯が書かれていたそうです。
hochi.news
以下はネットニュースで公開されていたその全文です。
印象に残った部分にマーカーを引いて脚注表示の形でメモしておきます。それにしても、よく練られた文章だと思いました。やり手ですね、石井GM

 まず、大前提としてイーグルス中長期的に優勝を目指せるチーム*1に作っていかないといけないと考えています。

 その様なチームを作る時に昨年、今年と感じたことはバントやスクイズなどの精度やサインミスなどの多さや走塁含め先の塁への意識改革が1年を通して改善しきれなかった*2と感じました。

 これは、今年起きた問題ではなく僕が見る中では長くイーグルスにある課題だと認識しています。

 そこをどう改善していくのかを考えた時に1軍の公式試合の中でもクオリティーを含めチームとして教育や意識改革を今のチームが徹底していかなければ隙のないチームの伝統をつくりあげられないのではないかと感じます。

 今後5年、10年と選手やスタッフが変わってもチームカラーやプレーの伝統というものは受け継がれていきます。今のチームにはその改革やチームの伝統の基礎を上手く促進できる方にチームを預ける*3必要があるのではないかと考えています。

 それを平石監督にできないから契約年数通り退任ということではなく*4、指導者にはそれぞれ得意分野があります。

 細かい野球をする戦略家だったり

 ダイナミックな野球で長所を伸ばす指導者だったり

 チームの雰囲気をつくるモチベーション指導者*5など、その他にも色んな得意なカテゴリーが人それぞれ指導者にはあると思っているので、今回の長きにわたる課題に対してはよりカテゴリーに合う方に来て頂くことが大事ではないかなと考えています。

 ただ、平石監督とは昨年途中から意見交換をしっかりして戦ってきました。

 僕の方から若い選手の起用方法だったり、ブラッシュとかで言えば、初年度ということもあり成績が出なくても150打席をバッファを持ってくれなど、色々制約がある中、お互い協力してやってきましたし平石監督の良い部分*6というのは多く見てきたつもりです。

 それは、僕の中でも球団のデーターとしても平石監督の長所というものは保管できるものですし、僕は監督が最後の職だという古い考え方は持っていません。

 将来的にどんなポジションだろうとチームの組織で指導者として平石監督にやってほしい*7と思っています。そのために、今まで以上に広い視野を持っていただく場所をチームとしてオファーしました

www.washilog.com

*1:石井GMが就任したときに掲げていた理想のチーム像ですね。

*2:それはファンも痛感していたことです。バントの成功率や盗塁の成功率の低さはデータとしてもハッキリ出ているんでしょうね、きっと。

*3:...ということで最初に預けた監督が野村克也さんではなかったか。伝統は受け継がれるところまでは行きませんでした。三木さんが就任すれば、野村イズムの再注入ということになりそうです。今度こそしっかり定着させてほしい。

*4:「平石監督にできない」とまでは言っていませんが、「平石監督の得意分野ではない」とは言っていますw。

*5:これは平石監督をイメージしているのではないでしょうか。

*6:この良い部分というのを具体的にあげてほしかったという気持ちはありますw。

*7:この指導者とは「一軍の監督」をイメージしているのでしょうか...。「監督が最後の職だという古い考え方は持っていません」という部分があるので分かりにくくなっている感じがします。