わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

三木2軍監督に感謝

hochi.news

 上の記事を読んで三木監督はある意味本物なんだよなあと思った。イーグルスを強くしたい、その思いのことである。石井GMが平石から三木さんに監督交代を決めたとき、「なんで?」という思いもたしかにあったが、石井がそこまで見込んでいるなら....と大いに期待したのを覚えている。

 しかし、結果はご承知のとおり。野球理論と指導法は本物だと思うが、ゲームの指揮官という面では何かが足りなかったようだ。思うに、大将よりも参謀の人なんだろう。

 そして一軍監督から二軍監督へ戻った。一軍監督を交代し、そのまま球団の上層部に加わるというのはよくあったが、二軍監督に戻るというのは珍しいのではないか。しかし三木さんは戻った(残った)。平石は出ていったが、三木さんは残った。

 今回、石井が監督を辞任した。さて監督をだれにするか...となったとき、三木さんの名前もきっとあがったはずである。イーグルスと選手のことを一番分かっている指導者の一人だし、指導歴も申し分ない、一軍での監督経験もある。しかし、監督は三木さんを飛び越して今江コーチがやることになった。

 このような展開になっても三木さんはイーグルスを出ていかなかった。他球団からの引き合いがなかったとは思えない。三木さん自身がイーグルスに残ることを選択してくれたのだと思っている。そして上の記事。今江イーグルスを全面的にバックアップすることを宣言したのである。

 「チームの将来のことを考えないといけない」というコメントも。三木さんのイーグルス愛は本物だと思う。

BBM2020 東北楽天ゴールデンイーグルス レギュラーカード No.E01 三木肇

追記(2023.11.20 21:00)

 日ハムの稲葉GMが二軍監督に就任するというニュースが入ってきた。上で三木監督が一軍監督から二軍監督になったことをああだこうだと書いたが、日ハムは侍ジャパンの金メダル監督が二軍監督になったということだ。これは刺激的である。

 一軍監督が二軍監督よりも上だとか、GMが監督よりも上だとか、もはやそんなことは時代遅れなのかもしれない。球団としての方針・方向性とそれを的確に遂行するための適材適所、まさにそこだけの問題なのだろう。

 日ハムは「育成をもう一度しっかりやって強いチームを目指していく」ことを再確認した。そのために稲葉GMを二軍監督にあてたのだ。それだけのこと。

 楽天の「三木さんが二軍監督」にもそれと同様の意味があったのだなとつくづく思ったニュースであった。