岸とカープの相性
- E2-3C
先発の岸は対カープ戦で0勝7敗という戦績だった。今回こそはとスライド登板したはずだったが、「0勝7敗」の相性は伊達ではなかったようだ。
相性が悪いからこうなるのか、「相性の悪さ」を意識し過ぎてこうなるのか、勝負ごとというのは本当に不思議であり、面白くもある...としか言いようがない。
岸のピッチングを前回登板と比較
岸の前回の登板はドラゴンズ戦だった。相性の悪いカープ戦とピッチング自体に違いはあるのか。前回(ドラゴンズ戦)と今回(カープ戦)を比較してみようと思う(単なる個人的な興味)。
投球回 | 打者 | 球数 | 被安打 | 三振 | 四死球 | 失点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
岸(前回) | 7 | 26 | 96 | 6 | 5 | 0 | 1 |
岸(今回) | 7 | 31 | 123 | 7 | 8 | 3 | 3 |
数字だけを見ると今回が良くないのは明らかだけど、コンディションの違いを考慮すると、「相性が悪い」というほどの差はないようにも思える。さすがにゲームは作ってくれた。
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岸だから悔やまれる6回の同点打と7回の勝ち越し打
ただ、7回に西川に追加点となるヒットを許したのは、0ボール2ストライクと追い込んでからのチェンジアップだったから少し悔やまれる。低めのかなり厳しいボールではあったが、ファールを3回続けていたところへ遊びなしの決め球だったから上手く反応されたように見えた。
ま、あそこは打者・西川を褒めるべきプレーだったとは思うが、並のピッチャーではない岸だったので敢えて言うのである。
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もっと言えば同点に追いつかれた6回の失点もそうだ。2アウト3塁の場面でのバティスタ。3ボール1ストライクからのど真ん中のチェンジアップを持って行かれた。ちょっと不用意というか油断があったかもしれない。
...というか、島内にはあれを捕ってほしかったかな...とか、バティスタと勝負する必要があったのか…とか、いや、どちらも「たられば」に違いない。ただ、何度も言うように6回も7回も岸だから悔やまれるのである。あれが古川とか石橋とかなら「あぁ、そうなるか、やっぱり...」で終わっているところであるw。
さすがの岸も「0勝7敗」の相性にやや勝ち急いでしまったところがあったかもしれない。
主審にも恵まれなかった?!
それにしてもこのゲームの主審は厳しかった。岸が投げる右打者の内角低めへのボールをことごとくボールとコールしていた。太田の構えたミットに寸分違わず収まっていたし、画面からは明らかにストライクに見えたのにである。
岸は何度か同じところへ投げていたから、(岸としては)ストライクを確信していたのだと思う。ま、主審もさすがと言うべきか、(後に引けなかったというべきか..).一度も手を挙げることはなかったけどw。ま、最初にボールコールをした(してしまった)審判としては正しいジャッジだったということかもしれない。
いや、これはやばい
— ゆあ (@yuaaa__5) 2019年6月16日
まじで審判こそAIにすべき#RakutenEagles pic.twitter.com/ATqH3NCP6D
岸もさすがで、審判の判定で崩れることはなかったが、あれがストライクに取ってもらっていたら、だいぶピッチングが楽になっていたと思う。展開もきっと変わっていたはずである。
なんか、岸にとっては不運なゲームだったなあという気もした。
8回裏の攻撃は不運というかお粗末というか...
さて、攻撃では8回裏に1点も取れなかったのが痛かった。0アウト3塁1塁の場面だったのに...。特に銀次のスクイズ失敗は情けない。失敗した銀次もそうだが、サインを出したベンチも。そもそも銀次にそんな小技をやれという方が無理。バットを普通に振らせた方がまだボールを転がせるというものだ。
競ったゲームになるとたちまちボロが出てしまう。そこがカープとの地力の差ということだろう。岸は対カープの連敗記録を更新した。