ヒロインは塩見でした。初登板で(今シーズン)初勝利です。
- F3−13E
塩見の復帰登板でしたが、イーグルスが大勝です。結果だけをみると、塩見が余裕で勝てたような点差になっていますが、この点差も塩見の安定したピッチングが導いた結果と言えます。
ヒロインで塩見本人もコメントしていたように、9ヶ月ぶりの1軍マウンドはさすがに緊張したようです。立ち上がりに高めに浮いたボールが多かったのはそのせいです。
ただ、そこはさすがに実績のある先発ピッチャー、除々に自分のペースを取り戻していきました。6回99球4被安打2四死球2失点は、(今シーズンの)初マウンドとしては十分ではないでしょうか。
ヒロインでは「腰の状態」や「それのピッチングへの影響」などについても聴きたかったところですが、アウエイのゲームなのでそこまでのインタビュー(質問)はありませんでしたねw。
希望的観測になりますが、
- ボール自体には勢いがありましたし、
- 持ち前の緩急も使えていたので、
完全復活と言っていいんじゃないでしょうか。心強い先発のピースが1枚戻ってきました。良いスタートを切れたので、次も期待できますね。
塩見の好投の影には辰己の好守あり
さて、立ち上がりに高めのボールが多かったと書きましたが、先制した初回裏の守りが、今思えば結構ヤバかった。先頭の西川に2ベースを打たれてそのあとの大田、近藤にもいい感じで外野へ運ばれていました。
その当たりをことごとくアウトにしていたのがセンター辰己の好守備(広い守備範囲)でしたね。2塁からのタッチアップとその後の犠牲フライで1失点はしましたが、辰己の超ワイドな守備範囲がなければたちまち同点、場合によっては初回で塩見ノックアウトという展開だってあり得ました。
辰己が影のヒーローです。
心配のタネは8回に登板した高梨
1イニング35球2四死球はちょっと酷いです。ストライク先行のピッチングかと思うと、そこからの勝負球に迷いがあります。迷いながら投げる(逃げ腰に見える)勝負球はだいたいが明らかなボール球でバッターは振ってくれません。いつの間にかフルカウントになってしまうパターン。まさに独り相撲のピッチングになっています。
左キラーとして出てきても四球で歩かせて降板というシーンも結構多い。投げっぷりの良さが影を潜め、ボールを置きに行くイメージになっているのが心配ですね。変則フォームなのでバランスが悪いとたちまち制球できなくなるのかもしれません。
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