わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

【浅村栄斗】選手が【楽天入り】を決めました。決め手になった石井GMとの【すごく濃い話】について考えてみました。

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「西武からFA権を行使した浅村栄斗選手を楽天が獲得」というニュースが入ってきました。

どうも、りんたろう です。

正直、(西武に)残留するんだろうと思っていました。移籍するとしても、たぶんソフトバンクかな...と。

石井GMを始め、岸や渡辺直人といった西武で一緒にプレーしたことのある人たちの存在(影響)が大きかったというのが大方の見方のようですね。

たしかに西武を出ることを前提に考えれば移籍先に知った選手がいるというのは心強いでしょう。でも、一緒にプレーした仲間の存在ということを言うのであれば、西武に残留するという選択肢が一番良かったわけですから、それが直接的な原因とも思えません。

浅村選手は先ず「西武を出ること」を決めました。

その次に「楽天」か「ソフトバンク」の選択肢から「楽天」を選んだのでしょう。

石井GMの「濃い話」は「西武を出ること」と「楽天を選ぶこと」を決断させました。岸や渡辺直人の存在は「楽天を選ぶこと」のフォローになった、そういうことだと思います。

交渉に当たった石井GMの交渉後の会見*1と浅村選手の楽天入りを決めたあとのコメント*2の中から浅村選手の決断の理由を探ってみました。

石井一久GMの交渉後の感触コメント

交渉後の石井GMの第一声、

自分たちの気持ちは伝わったと思う。

獲得に手応えを掴んだとニュースは伝えていました。

ぼくたちはもっといろんなことをお話ししたいけど、ただすごく濃い話はできた。自分たちの気持ちは伝わっていると思います。

という石井GMのコメントでしたが、「すごく濃い話」が浅村説得の決め手になっただろうと、今だから言えますねw。「すごく濃い話」について見ていきたいと思います。

すごく濃い話

浅村選手のどのような悩みに対し、石井GMはどんなアドバイスを送ったのか、対話方式で整理してみたいと思います。

僕が石井GM役ね。

といういことは、私が浅村選手役だね。

西武を出ることを決めた

育ててもらったライオンズには本当に感謝している。ライオンズから移籍してもいいんだろうか?

移籍することでプレーヤーとしても人としても幅が広がるよ。移籍して新しい環境に慣れていくことはデメリットもある。だけど、成長するためにはデメリットも必要なんだ...。

僕自身の経験からもそう思うよ...。

石井GMの【移籍】の経歴

  • 2002年にヤクルトからポスティングシステム(入札制度)で名門ドジャースに移籍
  • 2005年交換トレードでメッツへ移籍
  • 2006年にヤクルト復帰
  • 2007年オフには国内FA権を行使して西武に移籍
  • 西武では1年目に11勝を挙げて日本一を経験。引退前年の12年にも10勝を挙げた。

あと10年も現役でいられるか分からない。プロ野球選手として、一回りも、二回りも大きくなりたい。勝負できるのは、このチャンス(FA)だけかも知れない...。

環境を変えることで、野球選手として一回りも二回りも成長できるんじゃないかなと考えるようになった。野球人生で何度もないチャンス。後悔だけはしたくなかった。

楽天に決めた

セカンドを守れて、打撃も素晴らしく、背中で引っ張っていくことができるスペシャルな選手は、これから出てこないかもしれない。
常勝軍団になるために浅村選手は必要だ。

体制が大きく変わって、新しいチームに生まれ変わろうとしている。常勝軍団になるために必要だと言ってもらえたし、自分がフィットするイメージができた。最後は“このチームの力になりたい”という気持ちが強くなっていった

さいごに

浅村選手のこのコメントも印象深かったです。

今のまま(の選手)で終わるのは絶対に嫌。もっと成長したい。もう一回りも二回りも大きくなりたい気持ちが強い

浅村選手が求めたものはどこまでも【自分の成長】だったのですね。年俸の金額や契約の年数よりも【(野球選手としての)自分の成長】を優先したわけです。

【自分の成長】を優先した決断をするに際して、石井GMの「濃い話(経験談、アドバイス)」はもの凄く説得力があった、心に響いたということですね。

石井GM、グッジョブ!...でしたw。
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