石井GMの補強が止まらない
石井GMの補強は止まりませんね。
今度はDeNAの熊原健人(25歳)と楽天の濱矢広大(26歳)との交換トレードを成立させました。トレードの目的について語ったコメントが印象的でした。次に引用します。
「トレードの目的は先発の部分で5番目、6番目がなかなかシーズンを通して安定するのか、しないのかというところ。そこを競争できる選手がいっぱいいた方がいいので。(獲得理由は)真っすぐがいいですし、縦のスライダーとチェンジアップがいい。コントロールは悪いが通用するボールを投げられるかが大事。
そういう意味でアレです。浜矢も横浜には左がいないので戦力になってくれれば。根拠のあるトレードをしているつもり。分配トレードがない中で、お互い価値のあるトレード。プ年齢的にもこの3年というのは価値がある。プロ野球の中でチャンスを与えられて良かったです」
このコメントにはいろいろな情報が詰まっています。抜き出して箇条書きにしてみました。
目的(楽天にとってのメリット)
先発投手の5番手、6番手になる候補選手の一人として獲得
熊原投手の特徴
- 真っすぐがいい
- 縦のスライダーとチェンジアップがいい
- コントロールは悪いが通用するボールを投げられる
DeNAにとってのメリット
左投手がいないところを補強
選手2人にとってのメリット
「年齢的にもこの3年というのは価値がある。プロ野球の中でチャンスを与えられて良かったです。」と石井GM
選手にとっては30歳前が勝負、このままだと持っいる力を出せないままに選手としてのピークを過ぎてしまう可能性が高い、と石井GMはこの2人の選手のことを見ていたのでしょう。
新しいチームや新しい環境でプレーすることでもたらされる選手自身の成長や大きなチャンスについては、石井GMが自らも体験してきたこと。浅村選手獲得の際の殺し文句にもなっていたことは知られていますが、「プロ野球の中でチャンスを与えられてよかったです。」というコメントにはGMの2人の選手に対する愛情が感じられます。
プロ野球では芽が出ずに引退、その後に球団として別の道のチャンスを与えるというのはよくあることです。今回は「プロ野球の中で」チャンスを与えられた...。ここがポイントではないでしょうかw。
さいごに
石井GMの補強はいろいろありますが、その一つである菊池と福井の交換トレードは福井がローテ入り確定で早速効果が見えてきましたね。濱矢と熊原の2人にも新しい環境でwinwinの活躍をしてほしいものです。
www.washilog.com