開幕投手はどうやら早川に決まったようだ。ま、これは予想どおり。今江監督はだいぶ前から早川に決めていたのだと思う。「早川」と決めて、あとは実戦での調整状態の見極めと発表するタイミングだけをはかっていたのだろう。
開幕投手にはざっくり2つの意味がある。1つはシーズン最初のゲームを勝ってチームに勢いをつけたい。幸先の良いスタートを切れる投手であること。2つめはシーズンを通して投手陣を引っ張っていける存在、シンプルに言うと勝ち頭になれる投手であること。
これまでは田中、岸、則本という球界でも名だたる3本の柱があったが、いつまでもこの3人にこれらの役割を任せてはおけない。タイミングよくというと少し違ったニュアンスになってしまうかもしれないが、則本はクローザーに抜擢され、田中は右肘の手術明けとなった。岸ももう40歳、いくらなんでも「先陣を切って...」とはいくまい。そして何より監督が代わった、若返った。
で、プロ入り4年目の早川にはそろそろそういう投手になってもらいたいとチームもファンもだれもが皆思っていたはずで、その早川を無事に開幕投手に指名できたことをまずは喜びたい。