侍Jの井端監督が楽天キャンプを視察したらしい。侍監督が各球団のキャンプ地を巡回するのはキャンプ中の恒例の風景になりつつある。巡回目的は3月6、7日に予定されている欧州代表戦の侍候補のチェック。楽天で順当に候補になりそうなのは早川と小深田あたりだろうか。で、今回はこれに渡辺翔太も加わりそうということでニュースになっていた。侍メンバーの最終候補の中に渡辺翔太が残っているようなのだ。渡辺翔太のパームボールが侍Jの秘密兵器になりうるか、そういうチェックだろう。
で、ブルペンでのアピールには手応えがあったようだ。あとは井端監督もコメントしていたとおり、日の丸を背負ってマウンドに立ったときに同じようなパフォーマンスを出せるかどうかというところ。ようするに大舞台でも自分の力を出せる能力があるかどうか。これは実際に侍のユニホームを着て投げさせてみないと分からない。そういう意味では今度の侍メンバーに呼ばれる可能性はけっこう高そう。最終選考のための「実技試験」という感じになるな。
開幕直前の大事な時期にあまり無理はさせたくない...というのが侍J関連イベントに対するこれまでの個人的な印象だったが、侍メンバー入りが選手に与える好影響も無視できないということがこのごろよく分かってきた。いや、前から頭では分かっていたが実感がなかったw。それが昨シーズン、WBCのあとの松井裕樹を見てようやく実感できた。ベテラン選手は別として、若い選手にはマイナスよりもプラスの方がかなり大きい。これが今の本音である。
何が選手にとって好影響なのか。わたしなりに書き出してみると、
- 侍メンバーに選出されたという自信(だぶんこれが一番)
- 侍メンバーから受ける刺激
- 侍メンバーからのアドバイス
- 日の丸を背負って戦った経験(プレッシャー)
- 日の丸を背負って結果を残せたときの自信
ま、ざっくりこんなところか。
小郷なんかも選ばれたら大化けしそうなんだが、小郷の前に辰己だろうな。楽天からの侍選抜は主にピッチャーが占めていたが、若手野手にもメンバー入りが出てくるようだとチームにもいい刺激になるし、チーム全体のレベルアップの追い風になるのは間違いない。あぁ、いつの間にか侍J容認派になってきたかも...w。井端監督、楽天の若手からもごっそり持っていってくださいw。