久しぶりに野球観戦。アジアプロ野球チャンピオンシップ2023のゲームで、井端監督率いる侍ジャパンの初陣を飾る大会である。
このブログでもときどき書いているとおり、わたしは楽天イーグルスのファンではあるが、侍ジャパンのファンというわけではない。なので国際試合には基本興味がないわけだが、昨日のオーストラリア戦には楽天の早川が先発登板すると知り、中継を観ることにした。
プロ3年めの早川、高校、大学と日本代表にも何度か選ばれていたようだが、プロになってからはこれが初の代表入りである。来シーズンこそは二桁勝利をあげてもらわないと困る投手の一人なので、ここは内容のあるピッチングで「オッ、来年はやってくれそうだな」というところを見せてほしいし、他の若い侍たちから刺激をもらってオフの自主トレに入ってほしい。それにはまず結果を出すことである、そんな気持ちでチェックした。
初戦、第2戦と先に投げていたピッチャーはそこそこいい内容だったから、早川にもかなりのプレッシャーはあったと思うが、初回を3人で終えると、尻上がりによくなって、5回7奪三振のパーフェクトピッチングを見せてくれた。まずは良かった。
ランナーを一人も出さないパーフェクトピッチングという結果は良かったが、来シーズンに向けた課題を見つけるという意味ではランナーを出してからのピッチングもやっておきたかったかなw。結果が良かったから言うわけではないが、オーストラリアではなく韓国戦であのくらいのピッチングを見せてくれたらなお良かったw。ま、侍の初陣でもあったわけだから、あまり欲を出さずに「結果オーライ」で良しとしておくか...。
ま、早川ならこれくらいのピッチングをして当たり前なのだ。それがプロ入りして3年、いまだ二桁勝利がないのはやはり物足りない。昨日の登板はシーズン中の登板からかなり間隔もあったし、コンディションを整える時間も十分にあった。昨シーズンのオフに左肘のクリーニング手術をして臨んだ今シーズンだったが、ようやく身体が本来のコンディションに戻ってきたということかもしれない。コンディションさえ戻れば早川は昨日のゲームくらいのピッチングはできるのだ。それが分かった今回の代表入り、有意義であった。
ゲスト解説で出ていた松坂大輔さんのコメントを紹介しておきたい。
「「6勝の投手じゃない。打線との兼ね合いもありますけど、ボールを見てたら10勝、15勝、それぐらいの力はありますね」
...だそうですよ、今江監督...w。
追伸
19時からプレーボールだったチャイニーズ・タイペイvs韓国戦のタイペイの先発がイーグルスの育成選手である王彦程だったので注目していた。残念ながらテレビ観戦できる視聴環境はなかったので実際のピッチングは見れなかったが、テキスト観戦でのチェックによると、1回1/3 4安打3四球5失点という内容だった。
日ハムの根本悠楓のようなピッチャーになれないか...。入団当初から「もしかしたら...」と期待していたが、来日5年目でいまだ育成のままの現実がもろ出てしまったような結果にがっくり。u-18w杯では台湾の準優勝に貢献したピッチャーだったが、楽天の育成ベタが影響しているのか、はたまたどこかで故障してしまったか。いずれ期待ハズレの内容、残念...。