「武蔵野うどん」のぶっといのが食いたくなった。仙台で武蔵野うどんを食べさすお店は川平の「吉平」しか知らないが、ここは我が家からけっこう遠い。自家用車があったころは車で食べに行ったものだが、今はないのでさてどうしよう。
グーグルで検索してみたら路線バスが一番便利そうだった。開店時は行列必至の人気店なので、午後1時くらいに入店できるタイミングで行ってみることにした。午前中に病院だったカミさんと正午ちょうどに三越地下の書店で待ち合わせ、商工会議所前のバス停から市営バスに乗った。目指すは「川平団地」。
いつもは外食といっても徒歩圏内がほとんどだから、バスに乗って別のエリアに行くのはなんか新鮮で楽しい。おそらくマイカーで一、二度通ったことのある道路だと思うのだが、車窓から見える街並みは、まったく知らない街を走っているようで、ちょっとした旅行気分が味わえる。30分も乗っていただろうか。終点ではなかったが、「川平団地」で下車。
さて、どっちがお店かな...と辺りを見回すと、道路を挟んだ真向かいに「吉平」を発見。横断歩道までは距離があったので何台か車をやり過ごし、左右の安全を確認してから車道を横断した。へえ、お店がこれほどバス停に近かったとは知らなかった。
入店時間は午後1時をすこし回っていた。予想どおり空席がちらほら、すぐに案内された。定番の肉ねぎ汁うどんを肉増しで注文。うどんの量はミニ、並、大、重ね、1キロと5種類から選べるが、並盛りでも400グラムとけっこうなボリュームだ(1キロなんてだれが食べるん...)。かといってミニの300グラムも物足りない感じがあり、並盛り。やぁ、楽しみ...。
ジャーン。
熱い汁に冷たいうどんをつけて食べる。
せっかくなので、名物、お稲荷さんも。一皿2個はカミさんと1個ずつで都合良し。
すごいね、この太さとコシ。汁椀の中で暴れ出しそうなうどんを1本ずつ汁につけて口に放り込む。ツルツルなんて上品なもんじゃない。ガシガシといった食感と食べごたえ。これが武蔵野うどんだ。この手のコシのある固めの食感は不思議とクセになる。しばらくするとなぜか食べたくなる中毒性のようなものがある。犬が骨を好むのとどこか通ずるものがあるのかもしれない、よくわからんけど...。
大満足で店を出た。帰りのバス停もほぼお店の真ん前から。こんなに交通の便がいいとは思わなかった。しかし、バス料金の片道400円はちょっと痛い。往復800円は普通に一食分だからねw。