わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

背番等11の新旧対決は新11番の勝ち...

新旧11番対決だった

  • E1−5L

首位攻防戦と行きたかったところだが、残念ながら楽天は4位でこのカードを迎えた。

先発は岸と今井。いみじくも、(ライオンズの)背番号11の新旧対決となった。岸孝之38歳、今井達也24歳、一回り以上違う新旧対決は今井に軍配があがった。

〈 新〉にやられたというより山賊打線にやられた感じ

岸も決して悪くなかった。6.1イニング113球10被安打5失点は、結果的にホームランに泣いた数字だった。

中村のソロ、山川の2ラン(ここらへんは岸のアルアル展開なのだが...)、7回の2失点は、ピッチャー横を抜ける打球に手(グローブ)を出し、打球のコースが変わったことでタイムリーになってしまったという不運なものだった。

今井に投げ負けたというよりは、やはり西武の山賊打線にやられた印象の方が強い。

一時は、山賊打線楽天打線かというくらい調子を上げてきた楽天打線だったが、さすがに山賊打線と直接ぶつかってみると、正直、かなり見劣りする。

元・山賊打線の一員だった浅村も、豪快な「空振り」にその面影をわずかに残すが、このごろは勝負所で結果がなかなか伴わない。

相手バッテリーの研究成果なのか、浅村自身のスランプなのか。「ここで島内」ではヒートアップし、「ここで浅村」ではクールダウンする自分の正直な感情に戸惑っている今日このごろである。

独特の進化を続ける今井

今井は今井でかなり「らしい」ピッチングだった。150キロ台のストレート連発で、楽天打線を(7回途中、指からの出血アクシデントで降板)たったの2安打に封じ込めた。

今井も山本や早川、藤平といった世代の一人だが、球速だけなら山本にも負けていない、独特の進化を続けているピッチャーの一人である。

プロ6年目は、「荒削り」と言う時期をとっくに過ぎている気がしないでもないが、昨日のようなピッチングをされるとかなり厄介な相手であるのは間違いない。

ひとつ上には高橋光成もいて、今日先発予定の與座もまだ20代、実に羨ましい投手陣を擁しているライオンズなのだ。

連敗は許されない

今日は田中が先発なので、これまた、どっちが先制点を取るかで勝敗を分ける展開になりそうだ。

きれいな展開は望んでいない、じたばた悪あがきしてでもなんでもいいのだ。とにかく先取点をとってゲームを優位に進めてほしい。

「石井マジック」は当てにならない。神(の子)頼みの今日のゲームの行方で今シーズンの残りの可能性を占いたい。