福井優也と菊池保則の交換トレードのことを書いた昨年のブログ記事が「よく読まれている記事」に登場してきました。
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何故だろうと思っていたら、2人の契約更改が終わっていたのですね。
- 福井優也:200万円ダウンの2,300万円也。
- 菊池保則:1,800万円アップの2,900万円也。
逆転...
ちなみに今シーズンの2人の成績は次のようになります。参考までに楽天の森原の成績を菊池の下に置いてみました*1。*2
試合数 | 勝ち | 負け | セーブ | ホールド | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 与四球 | 奪三振 | 防御率 | whip | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
福井 | 8 | 3 | 1 | 0 | 0 | 33.0 | 31 | 3 | 24 | 20 | 5.18 | 1.67 |
菊池 | 58 | 1 | 3 | 0 | 15 | 61.0 | 39 | 4 | 23 | 43 | 2.80 | 1.02 |
森原 | 64 | 4 | 2 | 0 | 29 | 64.0 | 47 | 3 | 18 | 18 | 1.97 | 1.02 |
昨年の今頃は本当に「1対1」の交換トレードで良いのかなあなどと思ったものでしたが*3、1年過ぎてみればバランスのとれた win winの良いトレードになっていました。
というか、契約更改の金額にも表れているようにチームへの貢献度からするとカープにとってやや有利なトレードだったかも。
ま、だからといって楽天ファンとしては「悔しい」とか「(菊池が)勿体なかった」というような気持ちはぜんぜん無くて、たぶんこれは他の楽天ファンも同じ気持ちではないかと思います。
なぜなら菊池はカープだったからこそあそこまで化けたと思うから。「環境」とか「切っ掛け」の不思議さを再認識しているところです。正直、菊池はどこへ行っても芽が出ないだろうと心配していました。
菊池の潜在能力の高さについては佐藤義コーチが常々「ストレートはマー君以上...」と絶賛していたし(既に見抜いていたし)、あとはそれを本番(ゲーム)で出せるタフなメンタルだったり、環境だったり、切っ掛けだったりが必要という状況でした。その「環境」と「切っ掛け」を与えた石井GMのタイミング(手腕)も見事ですが、それを生かした菊池も立派でしたね。カープの水のどんなところが菊池に合ったのか、その点が非常に興味のあるところではあるんだけど...w。
あと忘れてはいけない、1対1の交換トレードに応じたカープの担当者も凄腕だったということになりますね。例によって石井GMの「濃い話」がここでも生かされた可能性はありますが。買いかぶり過ぎかもしれません。