わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

先発ピッチャーの経験の差が出たゲーム。カード勝ち越し、交流戦5割復帰、ついでにパ・リーグ他球団全部負け...。NPBは交流戦中継の視聴環境を何とかしてほしい。

交流戦の視聴環境を整えて欲しい

交流戦はときどき視聴環境が整わないケースがあるので嫌になる。ちなみに私は「楽天TV」と契約中だが...、

  • ドラゴンズ戦の放映はない。
  • タイガース戦の放映もない。
  • ベイスターズ戦の放映もない。
  • ただ、タイガース戦は地上波放送がある。

放映権についてどのような制約があるのかは分からないが、せめて有料動画(チャンネル)くらいは全試合視聴可とすべきだろうと思う。NPBはこの辺の環境整備(調整)をしっかりやってほしい。

というわけで、今回のドラゴンズ戦(第3戦)はラジオによる観戦。いや、観ていないので「聴戦」ということになる。「百聞は一見にしかず」と言うくらいの情報量ではあるけれど、ラジオ中継を聴きながら感じたことを書いておく。
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先発ピッチャーの経験の差が出た

  • D2−5E

初戦を13−3と大敗したときはどうなるかと思ったが、今のイーグルスはズルズルと連敗モードにならないところが強みなわけで、2戦、3戦としぶとくモノにできたのは良かった。これでカードは勝ち越し、交流戦も勝率5割というところまで戻した。

両先発の差が出たかな、率直にそんな感想である。イーグルスは美馬(33歳)、相手ドラゴンズの清水達也(20歳)は高卒2年目のピッチャー。前半にどちらにもピンチが訪れたが、清水が3失点(3回表)したのに対し、美馬は1失点(4回裏)で切り抜けた。この差はやはり経験の差だったように思う。

清水達也の場合

3回表。清水は8番堀内から始まる打順で堀内を打ち取ったところまでは予定どおりだったと思うが、次のピッチャー美馬にヒットを打たれてそれまでのピッチングに変化が出てしまった。

先頭に戻って茂木を歩かせ1アウト1、2塁、次の渡辺を打ち取って2アウトにしたところまでは良かったが、3番浅村を迎えて、ここで2アウト満塁にする勇気はなかった。先制タイムリーを打たれて1失点、これに堂上の悪送球でさらに追加失点。この展開は2年目の清水にはきつかった。次のブラッシュにもタイムリー2ベースを打たれて、このイニングだけで3失点となった。

美馬学の場合

4回裏。一方の美馬は3番、4番と連打され簡単に1点返されるも、5番、6番と2者三振に打ち取ると、7番京田はカウントが悪くなると無理に勝負せずに歩かせ、8番加藤で3アウトにするというベテランらしいピッチングを見せて最少点でこのピンチを切り抜けた。

そしてまた清水の場合

清水は5回表にも若さが出てしまった。1アウト3塁のピンチで迎えた浅村を申告敬遠、次のブラッシュと勝負のはずがこれにデッドボール、1アウト満塁にして自分で自分の首を絞める展開に。で、銀次に自身通算1000安打となる記念のタイムリーを打たれて1失点、次の辰己には四球で最悪・押し出しの1失点とこの回2点追加されてしまった。

最終的に安打数はイーグルスの7本に対してドラゴンズは9本であったが、スコアは逆に5−3でイーグルスの勝利という結果に。ラジオ中継の解説者だった山田久志さんは「攻撃陣の集中力の差」のようなコメントを出していたけれど、イーグルスが相手先発ピッチャーの若さに付け入る攻撃が出来たことが勝因だろう。

宋がちょっと心配、ハーマンとそろそろ入れ替えどきか

「勝ちゃえんやー」的には満足なゲーム結果に終わったが、7回からイーグルスのマウンドに上がった宋の出来がちょっと心配になった。最近は8回をブセニッツに任すスタイルに変更されているが、今回のように連打されたときにその勢いを止められなくなるようだと単なる順番の問題では済まされなくなってしまう。

山田解説者のコメントだけだと宋のボールがどんな感じに悪かったのかよく分からない。いずれにしてもいつもの宋でなくなっているのは想像できた。ここは一度戦列を離れて心身共にリセットさせるのがベストの選択かもしれない。

そろそろハーマンと入れ替えしてもいい時期だし、8回でなければハーマンもそこそこ安定したピッチングを見せてくれる力はある。ベンチがハーマンのプライドに配慮してブセニッツの8回を変更するなどという余計なことをしなければ良いのだが、そこだけ心配w。

宋の入れ替えの前に、ウィーラーとブラッシュが入れ替わり(4番に)

上の「清水達也の場合」のところに書いた展開のとおり、今回、不動の3番浅村の後にはブラッシュを置いた。つまり4番ブラッシュ。ウィーラーの不調どうこうに関係なく、ブラッシュ4番待望論は楽天ファンの間に前からあったが、ここに来てようやく実現。

しかも3回表に早速その成果が現れた。浅村のタイムリーの後のダメ押しのタイムリー。5回表には浅村の申告敬遠の後の「死球」、この回は浅村を敬遠しても次はブラッシュがいるぞ、というところを実際に痛い目に遭わせて示しておきたかったところだが、相手が勝手に自滅したような展開になった。ま、これもある意味ブラッシュ効果と言えるので、まずは初4番大成功と言っていいだろう。

さいごに

前日のブログに「交流戦に弱いイーグルス」と書いたばかりだったが、なんと昨日はイーグルス以外のパ・リーグ5球団が全部負けるという非常に珍しい結果になった。

交流戦はこれがあるから恐いとずっと思っていた。つまりイーグルスだけが負けて他の5球団が全部勝ちのパターン。今回はそれが真逆の立場になってやや戸惑っている。はっきり言って嬉しいw。

さて、次は火曜日からのホーム6連戦。ヤクルト、カープと続くわけだが、ホームカードで波に乗って、苦手交流戦を一気に泳ぎ切りたい。

心配は雨。東北南部が梅雨入りとの報道があったばかり。例年より5日早いとか。雨の中のナイターではせっかくの好ゲームも湿ってしまうようで残念だ。ホームカード中だけでもいいから空梅雨と願いたい。