わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

内の好投虚しくサヨナラ負け...

  • B2−1E

 山本由伸の後継候補筆頭・山下舜平大と、山本由伸と同じ矢田修氏に師事しフォーム激似で注目の内星龍の先発。これだけでも見逃せないゲームのはずだったが、緊急の飲み会が入りスコアチェックのみ。

 先発の2人は2002年生まれ(21歳)の同世代でもあり、身長190センチの大型右腕という点でも一緒。これからの対決も楽しみな両者の今回の対決は、内:6回87球5安打1失点に対し、山下:5回107球7安打1失点、数字だけだと内だが、どっちにも勝敗はつかなかった。引き分けということにしておくか。



 ゲームの勝敗は9回の攻防で分かれた。

 表の攻撃は1番小郷から始まる好打順、マウンドはベテラン平野だった。小郷が四球で出塁すると2番村林がバントで送り、この日3番に入った浅村が珍しくマルチ安打で1アウト1アウト1、3塁のビッグチャンスを作る。そして4番に入った好調・阿部、5番岡島と並ぶところへつないだ楽天だったが、ベテラン平野の前に阿部が空振り三振、岡島がセカンドゴロで得点できず。ベテラン平野にやられた。

 そして裏の守り。相手は6番宗から始まり7番杉本、8番紅林と続く打順。下位打線ではあるが、実績からすれば十分主軸という並び。マウンドは前日にプロ初勝利となった西垣だった。
 先頭の宗を空振り三振にとったところまでは良かったが、一発を警戒したか杉本を四球で歩かすと曲者・紅林にタイムリー2ベースでサヨナラ負けだった。

 ベテラン平野の術中にハマったのと、紅林の勝負強さにやられた印象が強い。



 カード勝越しの無かったチーム同士の直接対決はオリックスが勝って初の勝越しを決めた。
 4番浅村の打順を初めていじったオーダーで臨んだ楽天。先制点がその浅村の2ベースからだったから、一応は起用が当たった格好だが、相手・助っ人の連夜の一発であっさり振り出しに戻され、最後はキーマンの復活のキッカケになりそうなサヨナラ打。1点という得点差以上に相手にとって内容の濃い敗戦になってしまった。

 強いてこっちの明るい材料を上げるとすれば、内の先発転向が成功しているという点だろうか。田中将大はコンディションが上がらず、先発復帰は白紙の状況らしい。それだけに内の先発転向が順調なのは心強い。

 楽天が補強の無かったことをいろいろ言われていたのに対し、既存の選手の成長で戦っていく楽しみがあるさと強がってはみたのものの、相手助っ人の連夜の一発を見せられるとね、さすがに心穏やかではいられない。悔しいやら淋しいやら。
 セディーニョってフランコと同じ2年目の助っ人のはずなんだけど、この差はいったいどこから来るのか。スカウティングの問題だけじゃなさそうだ。ウィラーを出したあたりからのような気がする。