わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

マー君がワインドアップで投げるメリットはなんだ...



神の子へ戻るつもりか...

 田中将大が15年ぶりにワインドアップで投げるというのでニュースになっていた。15年ぶりというから田中もワインドアップで投げていた時期があったということだが、今が35歳でしょ...、15年前となると20歳のときだから、入団3年めくらい。今の内と同じかそれよりも若かった頃だ。ぼんやり面影を頭に描くことはできるがハッキリしたイメージは浮かばないなw。ノムさんが監督していたころのマー君はどうだったろう。あの頃はまだ「神の子」だったから、そこへ戻ろうという試みか...w。

狙いとメリット

 本人はワインドアップに変える理由を「気持ちよく投げるため」としていたようだ。たしかに動作が大きくなる分、のびのび投げられるというのはあるかも。それに「球威が増す」というのがワインドアップの一般的に言われるメリットだから、実際の球威はともかく、投げるピッチャーがそういう感じで投げられるというのはあるだろう。田中が「気持ちよく投げられる」とコメントした感覚はそういうことかもしれない。
 肘の手術明けのシーズン、身体が万全な上に気持ちよく投げられたら田中のピッチングにどんな変化が見えてくるか、そこは楽しみであるw。

デメリットはどうする

 ところで、メリットはいいとして、当然デメリットもある。動作が大きくなる分、コントロールしづらい、もしくは(コントロールが)安定しないといったところがよく言われるところだ。これらのデメリットを考慮してか、今はノーワインドアップで投げる投手が主流となっている。
 しかし、田中に限って言えば、もともと制球のいい器用なピッチャーなのだ。経験も豊富だし投球術にも長けている。そこらへんのデメリットにも対応してくれるはず。というか、頭のいい選手だから、そこは十分に分かった上でのワインドアップなんだろう。ま、実戦で試してみて不具合があればもとに戻すことも考えられる。もともとランナーを出せばワインドアップはできないわけで、そこの自由度は高い。そういう意味では投球パターンの一つという位置づけで試しているのかもしれない。もうあとがないところまで来ている田中だが、新たなことへ挑戦し続けている間は期待するに値するピッチャーだと思っている。このブログのイメージキャラクターでもあるしw。