箱入り娘
どうやら佐々木朗希もキャンプインの前に契約更改したようだ。先に契約更改したとの一報が流れ、会見でどんな説明がされるかと期待したファンも多かったと思うが、会見はあっさり終わった印象。
契約更改の会見のはずが、出だしはまるで謝罪会見のような神妙な雰囲気だったようで。佐々木朗希も、まさか自分がここまで悪者になってしまうとは予想していなかったろうと思う。自分はロッテに入団したときからメジャーで野球がしたいと言っていた。それのどこが悪いんですか?...ってな感覚ではなかったか。まったく気の毒としか言いようがない。たかだか22歳の青年である。高校時代から(いや、もしかしたら中学時代からもしれない)「箱入り娘」ならぬ「箱入り選手」として大事に大事に育てられてきた選手である。「大事に大事に...」が当たり前であり、自分が主役(中心)で周りはそれに合わせてくれるもの、そういうものだと思っていても不思議ではない。
看板娘
ロッテ球団もたいへんだったろう。球団部長が球団としての非を謝罪するかのようなコメントを出し、佐々木朗希のイメージを守ることに躍起になっていた(ように見えた)。そりゃそうだろう。佐々木朗希をヒールにすることは、球団にとっては決してプラスではない。いずれはメジャーに行く選手だとしてもそれまでは球団の戦力として、プレーヤーとしてはもちろんだが、球団の看板選手として稼いでもらわないと困るのだから...。
大谷翔平と違うイメージ
所詮は他球団の選手のこと。山川のときもそうだったが、佐々木朗希の場合も個人的にそこまでの思い入れはない。つまりはどうなろうと知ったこっちゃないw。もっとロッテに貢献してから行くべきだとか、メジャーに行けるほどの実績を日本でまだ残していないじゃないかとか、ロッテファンが言うなら分かるが、そうでないところからもさも正論のように言われていたりすると正直ちょと引いてしまう。楽天の選手だったらどうよ...というのはあるが、そこは「あぁ、楽天で獲らなくてよかった...」くらいに思うだけ。オコエ瑠偉が現役ドラフトでジャイアンツへ行けたことを喜んでいたのは少しムカついたが、それはまた別の話w。ま、プロ野球ファンが凄い選手が皆メジャーに行ってしまうのはどうよ…と愚痴る心境が分からないこともない。ただ、何度も言うように他球団の選手のことなので意外と冷静に見ていられたというのはあるw。
また、佐々木朗希を取り巻く関係者についても利権絡みの観点からなんだかんだと言われているようだが、かつて桑田真澄が「投げる不動産屋」とマスコミに叩かれていたときのことを思い出していた。佐々木朗希は純粋にメジャーで野球がしたいだけなんだろうけどね。大谷翔平のときとだいぶ印象が異なるのは何故だろう。例えば母親の影があるところなんかは大谷翔平の場合と違っているなとは思った。その大谷翔平もドジャースとの契約が税金逃れではないかなどとクレームがついたようだが、当の本人がどこまでそれを狙っていたのか…。色々な切り口があるものだ。
いずれにしても2024シーズンは「ロッテの佐々木朗希」のようなので、その先のことなどこの際どうでもいい。厄介なピッチャーがまだロッテにいるな...くらいの感覚である。