わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

和田じゃなくて甲斐野だって...。

【西武】山川穂高の人的補償に和田毅指名へ 近日中に発表 ソフトバンクの顔が衝撃の移籍 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 上の記事を読んだとき、山川穂高人的補償和田毅って、西武ファンはしてやったり、鷹ファンは最悪のシナリオという感じだろうか、ムフフフ...、他球団の話題ながら、そんな感じの受け止めだった。「ソフバンはやっちまったな...」と内心思った。それが夜になって球団が発表したのは和田ではなく甲斐野だった。なあーんだ...けっきょくそうなったのね。

鷹・甲斐野央が西武移籍 球団発表…山川の人的補償「感謝しかありません」 | Full-Count

 さすがに和田毅はプロテクトされていたということだろうか。それとも西武が年齢的なことを考慮して指名を回避したか。「和田で打診するも方向転換」というニュースもあったが、そんなことあるのか。プロテクトリストの意味ないんだけど...。大人の事情はよくわからん。



 和田毅だった場合、10歳の年齢差だけみたら引退間近の選手と脂の乗った働き盛りのトレードのように見えないこともない。ただ、和田毅だと話はぜんぜん違ってくる。戦力としての実力のみならず、なんといってもソフバンの生え抜き、功労者でありレジェンドなのだ。戦力補強のための大砲とはいえ、1年間謹慎中だった選手を獲得するために功労者・レジェンドを差し出すってどうよ...という受け止めだった。他球団のファンでさえそう思うのだ、あの王さんの炎上からしても、鷹ファンの反応は容易に想像できる。これはもう楽天でいうところの、岸孝之か田中のマー君を差し出すようなものだからね。
 
 それが蓋を開けたら甲斐野だった。甲斐野では物足りないなどと言うつもりはないけど、和田と甲斐野では鷹ファンにとってのインパクトがさすがに違うだろう。ざっくり甲斐野の2023シーズン、46試合、防御率2.53という成績は、楽天だと酒居(47試合、防御率2.98)あたりのレベル感だが、年齢が甲斐野27、酒居30、2022シーズンの西口を差し出すイメージの方が近いか。侍Jにも選ばれたことのあるドラ1投手だから、そこは鷹ファンでないとわからない。最初に和田毅の名前が流れたのには別の策略のようなものを感じないこともない。

 いずれにしても、ソフバンのダメージはそれなりに残りそう。ムムム..、いやムフフフか。西武はもともと山川なしで2023シーズンを戦っている。プラス補強のイメージしかない。

 2023のCSグループであるオリとロッテとソフバンの3強のイメージはほぼ変わらず。日ハムの上沢のメジャー行きが怪しくなり最下位・日ハムはさらにプラス補強、台風の目の雰囲気あり。パ・リーグは2024も相当やばいよ、いや、熱いよ。