わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

頭で投げる

楽天球団もとうとう閉鎖になりました。職員は在宅勤務になったようです。

チームの活動も休止となり、プロ野球の話題もコロナ一色という感じです。

石川雅規

ということで、今、読んでいる本。2011年5月31日が第一版ですから、少し古いです。

ヤクルトの石川雅規投手が書いています。

こんな内容

本の帯に書かれた「積み重ねの投球術」という記載を抜粋。

積み重ねの投球術

  • 投球動作において上半身は力まず下半身は力み倒せ
  • バッティングピッチャーの特権を生かせ
  • プロのバッターでもど真ん中のストレートを打ち損じる
  • ファウルでもいいから、いかにストライクを取るか
  • ブルペンで10球投げるよりも試合で投げる1球の重み
  • 大きな変化よりも、ボール2個分ほどのささやかな変化
  • キャッチャーのマスクをヒョイッと触るように投げる
  • ストライクゾーンの第3の幅(前後)をいかに活用するか
  • 球種を問わず、リリース時には手首を寝かさない
  • 「無心で投げる」<「有心で投げる」

けっこう深いです。

企業秘密

あと、石川投手が駆使する8球種について、握り方や投げるときのイメージなどが写真つきで解説されています。これは現役の投手にとってとても参考になる記述ではないでしょうか。普通ならいろいろ試行錯誤してたどり着く技術です。それを石川投手が自分の感覚を交えながら丁寧に解説しています。投手をいち事業者とするなら、これはまさに「企業秘密」の部類ではないかという気がします。