- E5×-2M
接戦のときの平石采配は裏目裏目になっているような気がします。采配が裏目になるから接戦になるとも言える...。
今回は岸の代え時と代えたピッチャーがポイントでしたね。具体的には
- 岸を5回で代えたのが悪かったのか
- 岸をリリーフしたピッチャーの順番が悪かったのか...
まず、岸の5回。4回に1失点してさらに満塁のピンチだったけど、そこを最少失点で切り抜けました。そのあとの5回も危なげなかったし、最低でも6回は行かせるでしょう。球数も95球でした。
それから1点リードでのハーマンですが、これは恐いです。先発の勝ちを消して自分に勝ちが付く...はハーマンのよくあるパターンです。この場合は自分に勝ちがつくだけまだマシなんですけどねw。
代えるなら、あそこはブセニッツか宋でしょ。ま、どっちも結果論と言われればそれまでなんですが、接戦だと平石監督の采配が裏目に出てしまうというのは当たっているような気がしないでもないです。
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で、本当に「平石采配」が試される展開になったのが9回裏の攻撃のときでした。先頭の銀次がこの日3安打めのヒットで出塁すると次の和田がバントを成功させ1アウト2塁の場面。渡邊佳明は申告敬遠で下水流との勝負でしたが、下水流は四球で歩きます。1アウト満塁のビッグチャンス。...で、バッターは太田。
ここからの平石采配
- 2塁ランナーの銀次に代走・田中カズキ(下水流が歩いて3塁ランナーに)
- 太田をそのまま行かせました
平石采配の結末は...というと
- 太田が空振りしたときに、3塁ランナーの田中はホームへ突っ込み挟まれアウト(これで2アウト)
これは明らかなサインミスですね。田中の走塁は「スクイズのサイン」を示していますが、太田が(スクイズのサインを)見落としたか、田中が(スクイズと)勘違いしたか...。どちらかでしょう。太田はショートゴロで3アウトチェンジ。これが接戦で勝てないチームの結末でした。
これは想像ですが、あれはスクイズのサインが出ていたのだと思います。平石監督ならやりそうですから。つまり、太田のサイン見落としが真相ではなかったかと思います。勝手な想像です。*1
そして延長10回表。ここでようやく宋が出てきましたね。危なげなく3者凡退にします。
そしてそして10回の裏。
- 先頭の茂木は出塁。ここの茂木はさすがです。
- 次の島内はバント。最初は失敗しますが、2発目に決めました。
これで1アウト2塁。
- 次の浅村は申告敬遠、これはロッテにしてみたら当然の作戦でした。塁を埋めてこの日2ラン*2を打っているブラッシュとの勝負になりました。
- で、そのブラッシュがなんとなんとこの日2本めのホームランでゲームを決めました。ブラッシュはこの日5打点の活躍でした。
これは平石采配でしょうか。いや、あれは平石マジックの方でしょう。勝ちに不思議の勝ちあり...。負けなくて本当によかった。