辰己涼介(ドラ1)
たまにはイーグルスの話題も書いておきたい。
辰己が3年連続3度目のゴールデングラブ賞を受賞したというニュースが入ってきた。これは外野部門ということになるのかな。他に日ハムの万波選手とソフトバンクの近藤選手が入っていたが、得票数は辰己がダントツ(辰己226票、万波156票、近藤120票)。まさにゴールデンの受賞となった。
受賞コメントが辰己らしいクスッと笑いを誘うものだったから*1、野球で、そしてキャラで、いよいよイーグルスの看板選手の一人になってきたなという感じがした。前にここで書いたが、辰己は2018年のハズレドラ1である。ドラフトは最初の抽選で当たればいいというわけではないことを証明してくれた貴重な選手でもある。守備と勝負強いバッティングは板についてきた。あとは小技だな。ぜひ阪神の近本を超えてほしい。
小郷裕哉(ドラ7)
2018年のドラフトで思い出した。今シーズン3番を打って活躍した小郷が2018年のドラ7である。彼のドラ7というのも「ドラフトの順位は関係ない、プロの世界は入ってからが勝負」を体現した好例だ。もうひとり、村林が大きく化けた選手だった*2。2人とも来シーズンが勝負の年になる。それでも今までのように0からのスタートではない。「一軍でも勝負できた」という動かない実績がある。これは案外大事なことで、実績から来る「自信」は来シーズン活躍するための大きな原動力に違いない。この2人からはこれからも目が離せないな。
太田光(ドラ2)
2018年ドラ組からもう一人。ドラ2の太田だ。こう言っては失礼かもしれないが、イーグルスの場合、ドラ2がなかなか食わせ者という印象がある。ハッキリ言わせてもうらと例年あまりパッとしないのを獲っている。2位で「当たり」だったと思う選手は則本くらいじゃないだろうか。太田にはそろそろ「俺はこれまでのドラ2とは違うぜ」というところを見せてほしい。
彼の場合はやはりバッティングだ。守備の要であるのはポジション的にも当たり前、存在感を出すにはバッティングで目立たないと。そこは太田自身もよくわかっているようで、こんな記事を見つけたが、「打てればチームにだいぶプラス」なんてもんじゃない、打てないキャッチャーが楽天のウィークポイントの一つだとわたしなどは常々思っているw。
太田の今シーズンの成績、「打率2割4分3厘、3本塁打、14打点」がキャッチャーの成績としてどうよ...といことになるわけだ。上の記事の中でオリックスの森の名前を出しているが、いきなりあそこのレベルを求めるつもりはない。2013年の嶋の成績をチェックしてみた。「打率2割5分7厘、4本塁打、48打点」だった。あのとき嶋は29歳である。太田もあと1、2年であのレベルに行けるかどうかが鍵だな。そのためにも太田にはチャンスでもう少し粘りとか工夫がほしい。一発など期待していない。嫌らしいヒットでいいのだ。彼の打席での印象が薄いのはそこに尽きる。
ということで、2018年ドラ組には大いに期待している。