わしろぐ

ちな鷲じいさんの身辺雑記です。

宗山くんは別格だったね

  • E4−6F(練習試合)

日ハムは明日開幕しても良さそうなくらい打線が好調でした。スコアこそ2点差ですが、安打数は楽天の7安打に対し日ハムは15安打。失点したのが2年目の坂井(3失点)と育成の王(2失点)とリハビリ明けの林(1失点)で、被安打数も坂井5安打、王5安打でしたから、投手の問題のようにも見えますが、日ハムの各選手のバッティングはかなり仕上がっていたように見えました。特に清宮が良かった。昨年の好調さを維持しているというよりは更にパワーアップした印象がありました。

収穫

まだ始まったばかり。ダメ出ししたい選手が何人かいましたが、今回は収穫だけ書いておきます。3つありました。

  • ルーキーの宗山くんが本物(のスーパー)だということが分かった。
  • 安田の「打てるキャッチャー」は本物くさいことが分かった。
  • ルーキーピッチャーでは江原くんがやってくれそうなのが分かった。

まず、宗山くん

前評判が高すぎてキャンプインから注目が集まっていました。それも半端ないくらいの注目度で、日増しに増すばかり。
そんな中、最初の練習試合で1番ショートでのスタメンを予告されて注目度も一気にヒートアップ。しかしまったく動じていません、普段どおり。いつもどおりという感じで2打数2安打1四球1盗塁ってどうよ...。150キロの速球にも、落ちるボールにも対応できていました。守備もまったく危なげない。併殺も決めてくれました。この完成度はもはやルーキーではありませんね。この先10年は安泰と言わせるだけのことはある。とにかく「別格のルーキー、本物」なのは間違いなさそうです。

昨日のスタメンでは、今季レギュラー獲りを狙う、昨年まで一軍の戦力としてある程度の実績を残しているクラスの選手が複数出ていました。例えば伊藤裕季也、黒川、中島、あと田中和基あたりも入れちゃうか。ここらへんのクラスがノーヒットという中での複数安打ですから「モノが違う」感が半端ないです*1。この次に出てくるであろう村林のプレーが見ものです。

次に安田

なぜか昨年は8月まで2軍に置かれた「紅のゴジラ」も監督の変わった今シーズンは最初の実戦でスタメンマスクでした。そしてしっかり結果を残しました。2打数2安打3打点。昨シーズンの1軍に昇格してからの彼のバッティングについて、「後ろにいて心強かった」と4番の浅村に言わせたポテンシャル、勝負強さはこれまた本物くさいです。ルーキーの宗山くんほどではないにしろ、「打てるキャッチャー」としての期待は高まるばかりで、そんな注目の中で結果を出せたこともかなり大きいです。

私がイチオシの石原がDHで出場していました。「チーム浅村」では「打てるキャッチャー」を目指して足の使い方に工夫を加えたようですが、まだ「お試し期間中」という感じでしょうか。安田と張り合うには「足の使い方」をしっかり自分のものにする必要があります。

そして江原

ドラ4ですが、ルーキー投手では実戦一番乗りです。さすがに社会人出身だけあって、とにかく落ち着いていました。力強いボールも投げられていましたし、あの安定感は本物くさいですw。プロ初登板で3者凡退、無四球というのは立派です。かなり自信になったはず。昨年の松田くんは「嬉しい誤算」と言われましたが、このタイミングで登板させたところをみると、こちらは「予定(期待)どおり」という感じでしょうか。

*1:伊藤については思いっきりの良いバッティングを敵将の新庄監督がエラク褒めていたようですが…