観戦日誌 10/03-04
10/3
- E7✗−6L
ゲーム差2で迎えた西武との2連戦。連敗すればゲーム差がなくなり、いよいよ4位から5位に転落か、という意味のカードだったが、三木監督は新戦力の発掘と育成、来季に向けた契約更新の可否判定に舵を切ったようだ。
案外、監督は三木続投の方向に動いているのかもしれないw。以下、評価(印象)メモ。
大内誠弥:5回96球4安打2失点。前回に比べ大胆さがなくなったのは経験を積んで怖さを知ったからか。微妙にアウトサイドへボールがそれるのは逃げの意識からだと思うが、ゾーンで勝負できずに初回、2回と失点を重ねた。3回以降は立ち直ったので、ただのビビリではなさそうだ。合格。
小孫竜二:ポテンシャルはあるが、この人の場合はやはりメンタルだよね。マウンド上での様子に落ち着きがない。もっと堂々と立て。1イニングは3者三振で切り抜けても2イニングめは連打。競ったゲームでの登板は厳しそう。
中込陽翔:期待されているようだが、それが重そう。気負いすぎ。四球絡みでの大量失点はプレッシャーに負けるタイプの典型。最近の則本に似た印象を受けた。
日當 直喜:メンタルの強さは評判どおり。泰のいいライバルになるかもしれない。高卒2年め、大内よりも先に初勝利。
陽 柏翔:プロ初打席初安打。持っているバッターという印象。足も速い。小森のライバルになれる。
フランコ:たぶん来季はいない。7回裏の代打、ランナーを3塁に置いての同点のチャンス、空振り三振はフランコそのものだった。あそこで冷静なバッティングができないところがすべて。
吉野創士:2アウト満塁でタイムリー。この経験、体験は大きい。埋もれたまま消えていくドラ1かと思ったら、開花の兆しが見えてきた。たのしみ。
大内が2点先制され、中込の8回4失点はダメ押しかと思われたが、8回裏に3点返し、最終回に平良相手に逆転サヨナラで勝った。ボイトが同点タイムリーを打ち、ユキヤが送って、決めたのは宗山だった。CS進出は消滅したが、こういうゲームをされるとファンは離れない。この勝利で4位が確定した。
10/4
- E3−2L
先発の坂井陽翔が思っていた以上によかった。5回89球4安打1失点という内容もそうだが、マウンドでの落ち着いた様子が頼もしかった。前日の大内も日当も堂々としていた。これに手術明けの松田も入ってくるでしょw。2023ドラフトで獲った投手は案外当たりが多いのかもしれない。
この日は3回に先制されるも、その裏にすぐに2点取って逆転、8回も同点に追いつかれたすぐ裏に勝ち越した。勝ち越しの口火を切ったのが今季限りで引退の決まっているタケローだった。このイニングのトップバッターだった村林の代打に送られ見事ヒットで出塁すると、ボイト、浅村の連打と宗山の犠牲フライで勝ち越した。タケローは自身の引退ゲームでしっかり存在感を見せた。まだやれるんじゃないか、と思わせつつ引退するあたりがかっこいい。
引退セレモニーのスピーチも泣かせた。ベンチ前の楽天の選手たち一人ひとりとハグしていくタケロー。戦力外となったマスターと島内の姿はなかったと思うが、そのほかの選手たちは登録抹消中の選手も含めてほとんど勢揃いしていたと思う。いや、辰己は見えなかったか。
松井稼頭央のドッキリ登場はタケローも思わず泣いちゃってた。さすがに直前まで監督をしていたライオンズとのゲームでの登場だから、よっぽどうれしかったに違いない。一部報道で次期監督に松井稼頭央にオファーを出しているというのがあったけど、この日のセレモニーに来た時点でそれは考えづらいかなw。前日のゲームでも思ったが、三木監督は続投するような気がする。そして連勝した今は「それでもいい」と思っているw。