わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

二人暮らしになったら部屋は別々が快適という話

息子が家を出たのは東京の大学へ入学が決まったときだから、
かれこれ10年以上前のことになる。

卒業後もそのまま東京で就職したから、
私とカミさんの二人暮らしもなんだかんだと10年を越えたことになる。
というか、もっと長いこと二人暮らしをしているように感じていた。
10年ちょっととは、思ったほど長くないなw。

で、息子が学生のころは、帰省したときのことを考えて息子の部屋はそのままにしていたが、
今は私の部屋になっている。ま、正確には私の寝室である。

そして、それまで私とカミさんが二人で使っていた部屋はカミさんが一人で使っている。
つまり、息子の一人部屋が私の部屋になり、私とカミさんの二人部屋がカミさんの部屋になった。
カミさんの部屋は私の部屋の倍まではいかないけれど、かなり広い。



ただ、私はそのことに何も不満はない。
逆に大いに満足している。「部屋を反対にして!」と仮にカミさんが言ってきたとしても、
きっとムキになって断るだろうw。

今の部屋のサイズ感がしっくり落ち着くのである。
息子が残していった書棚にはフィギュアとかコミックなど*1がいまだに並んでいるが、
それには手を付けずにいる。フィギュアは私が買ってきたのが並んで増えているw。
ま、そういうなんだかんだを含めて今の部屋が気に入っている。



息子がいたころはカミさんと同じ部屋なのが当たり前だったし、
それが普通だと思っていたが、
別々に部屋を持ってみると、これがかなり快適である。

その理由、
一番は、カミさんと私の生活リズムが違うことだろう。

カミさんは夜更しだが、私は朝型でけっこう早く寝る。
同じ部屋だったときは、私が先に寝ていて、その後でだいぶ遅れてカミさんが寝るというのが普通だった。
朝はその反対に私が先に起き出し、カミさんが後から遅れて起きてくる。そんなパターン。

寝たり起きたりするときに、お互いそれなりに気遣ってはいたのだが、
たまには寝入ったところを起こされてしまったり(これは夜の方)、
反対に私が起きるときにカミさんを起こしてしまったり(こっちは朝の方)。
そして、起こされたり起こしたりする頻度は歳をとるにしたがって増えてきていた。

途中から私が息子の部屋に移動し、それぞれ一人部屋になって、それが解消された。
それだけでかなり快適になった。

本を読んだり、PCでPrime Videoを観たり、静かな環境で何か作業をしたいときなど、
一人になってだれにも邪魔されたくないときはある。
そんなときも自分だけの部屋があるのは便利だ。

ただ、そんなそれぞれの自分の城(部屋)にテレビはない。
テレビはリビングに大きなのが一台あるだけ。

観たい番組の好みはそれぞれ違う。
私は格闘技を含むスポーツ観戦が好きだし、カミさんはドラマ大好き人間。
私は洋画派だが、カミさんは邦画派。

テレビなんて今では安く買えるから、それぞれの部屋に一台ずつあっても普通だと思うのだが、
日々、チャンネル権でもめることはあっても、なぜか「テレビを増やそう」という意見は出たことがない。
少なくとも私の方から言い出すつもりはない。

ニュートラルはリビングで、状況に応じて、それぞれのギア(別々の部屋)に入る。
その感じが快適なのだ。カミさんもそこは今のところ同意見のようである。

*1:お気に入りのやつは息子が持っていったから、息子にとってはそこまで執着のないやつばかりだ。