プロ野球解説者の里崎智也氏がWBCの辞退者が出る理由について語っている記事を読んだ。
記事のポイントは、同じ侍メンバーでもレギュラーとそうでない選手で、雲泥の差があるということだ。
その差というのは、（ レギュラー以外は）
- 試合に全く出ない。
- 練習時間はほとんどない。
- 限られた人数なので、控えの野手はバッティングピッチャーを担うこともある。
「お手伝い代表」という言い方が言い得て妙だし、リアルだ。
レギュラーシーズン前の一番身体を作っておきたい時期だったり、
調整しておきたい時期に「お手伝い代表」ではつらすぎる。
レギュラー選手は、熾烈な闘いを通じて、それなりの成果物を持って帰れるかもしれない。
しかし、そうでない選手たちは、ほとんど何もできないまま、チームに戻ればレギュラーとしていきなりシーズンを迎えることになる。
しかも「お手伝い代表」がお手伝いする相手は、戻ればライバル関係にある敵チームの主力選手だったりするわけだ。
せこいことを言っているのは承知。
選手にとっては「日本のため」よりも「自分のため」であっていいし、つまり「辞退」上等、
ファンにとっては、各選手が「日本ため」よりも「自分の贔屓のチームのため」に戦っているところを見たい、この気持ちもまた上等なんだろうｗ。
