F2−6E
出し惜しみ
カード初戦の「とんでもゲーム」があったのに、なぜあそこで則本を出し惜しみする必要があったのか。
4点リードで迎えた9回裏、セーブシチュエーションでなくてもあそこは則本で確実に勝ちに行く場面でしょ。それに初戦では則本の悪送球で勝ちを逃していました。挽回のチャンスを与える意味もあったはず。
体力的な面からの則本温存はセオリーという見方もあるでしょう。けど、このカードの則本は直前まで4日空けてまだ1イニングしか投げていなかった。しかも翌日は移動日、なんの支障もなかった。
けっきょく出すんでしょ
マウンドに送られたターリーはいつも以上にボールが暴れていました。2アウトまでいくけど、2四球も絡んでとうとう満塁で4番レイエスを迎える展開にしてしまいます。
球場のほとんどの観客がカード初戦の満塁弾を思い浮かべたことでしょう。ゲームには流れがあります。一度流れを手渡すとそのままずるずる行ってしまう可能性がある。で、けっきょくは則本をマウンドへ送るわけです。最悪の継投。一番やってはいけない継投。
ノリの渾身の一球
ストレート狙いのレイエスに対し、ノリは変化球主体で攻めてフルカウント。で、最後は渾身のストレート、156キロでしたね。変化球の意識づけをされた後では、あのストレートには反応できません。空振り三振に討ち取りました。マウンド上でノリが吠えてましたね。
カード初戦の悪夢のファースト悪送球は昨日の三振で完全に吹っ切れました。ある意味、あの形から出て行っての三振締めだからこそ吹っ切れたとも言える。今江監督が得意とするショック療法、別名「結果オーライ」ですねw。
思うに、今江監督の采配はこの手の「結果オーライ」が多いように思います。「持っている」監督と言われる所以ですw。