T1−4E
4番大地の先制点だから意味がある
初回の2点先制が楽天を波に乗せました。
前のゲームがあまりにも出来すぎたゲーム展開だったから、楽天の選手はみなその流れを変えたくなかったはず。波に乗りたかった。
ゲームに良い形で入りたかった。あの先制点は大きかったですね。しかも、4番の大地が還した先制点、これ以上ない展開でスタートできました。
藤井は一皮むけたかも
こうなると先発・藤井の立ち上がりがより大事。それは藤井も分かっている中での3者凡退でしたね。
藤井も成長しました。カード初戦からいい流れできているところに先制点。あの先制点が重荷、プレッシャーにならないわけがない。それを跳ね返しました。
タイガースも楽天も4安打ずつ。しかし、得点は1−4。これが今のタイガースと楽天の勢いの差というやつでしょう。
その勢いを消さなかった原因のひとつが藤井の力投、成長でした。
今江監督はこれまで最長5イニングで藤井を代えていました。それが昨日は7 1/3回投げさせた。藤井の成長(変化)を認めたからでしょう。
鈴木ソラもむけた
もうひとり。今回の甲子園で大きく成長しているのが鈴木ソラです。
カード初戦も甲子園の大観衆の中でいいピッチングを見せましたが、昨日は3点差とはいえクローザーとしてマウンドに立ち、やはり結果を出しました。
連投中の則本を使わずに済んだのも大きいですが、ソラが続けて結果を出したことはチームにとってさらに大きいと思います。
手本はターリーか
思うに、鈴木ソラがあそこまで「思いっきり」が良くなったのはターリーの存在が大きいような気がしています。
ターリーはハッキリ言って制球難のパワーピッチャーです。かなりの荒れ球ですが、ただそこから自滅しない。とにかく強いボールを投げることだけに集中して、けっか抑えるのです。
ソラは間近にターリーのピッチングを見て、「そうか、あれでいいんだ…」と思ったに違いない。
今の鈴木ソラには吹っ切れた豪快さを感じます。甲子園の4万人の大観衆の中でやれた、結果を出せた。あとは怖いもの無しですw。
3連勝だから言うわけではありません。交流戦でタイガースとの対戦が甲子園だったことは楽天の選手たちにとってラッキーでした。