- E1−1F
ホームチームである楽天に有利な展開でしたが、そうならない(させない)ところが、さすが「日ハムは強い」なぁという感じです。
9回裏の1アウト満塁のチャンスをモノにできませんでした。サヨナラ男のヨシアキが代打に出てきたところまでは作戦どおりでした。当たりも良かった。しかしショートライナー。これで田中正義が息を吹き返し、中島は三球三振に仕留められました。
延長12回裏の攻撃は、チームの負けが消えて、あとは勝ちに行くだけという気持ち的に優位な攻撃でしたが、情けないくらい無抵抗の攻撃になりました。
相手ピッチャーは5月に支配下登録されたばかり、20歳の台湾出身ピッチャー。もう少し相手を慌てさせる攻撃はできなかったか。NPBのレベルの高さを見せられなかったか。逆に軽く捻り潰されてしまった感じの三者凡退でした。
日ハムにまた一人、生きのいい選手が出てきましたね。このへんの選手獲得、育成、起用のタイミングは楽天も見習いたいものです。
肝心なところで使えるほどの圧倒感、安定感がなく、使う場面にも気を使う、使い勝手が悪いのはこれまでの実績が邪魔をしているからですね。今の則本はそう見えます。則本を申し訳程度に使うくらいなら、ファームで評判の高い泰勝利を上げて経験を積ませたら面白いと思うのですが...。
辰己もとうとう打率2割を切りました。小郷は1割台を抜け出せずもがいています。そして1割にも満たないキャッチャーが当たり前のようにスタメンマスクをかぶっている。
昨シーズンまでチームを引っ張っていた18年ドラ組の長い不調が続いています。しかし彼らの復活に期待するしかない。「お前たちの復活を俺は信じている...」そんな起用が続きます。
先日も書きました。1年で結果を求められる監督の宿命ですね。ファームでの経験にはやはり限界があります。思い切って1軍で試す機会が必要ですが、新たな戦力(可能性)を試す機会はかなり限定的です。過去の実績と相性だけが根拠の日替わり起用もやむを得ない面がある。ファンからすればジッと我慢、復活を祈りながらの観戦が続きます。
ハワードに続き、ヤフーレが安定したピッチングを続けているのが数少ない希望の光です。