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【渡邉佳明】監督が公表した久米島MVPでショート争いがますます面白くなってきました。

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久米島から金武へ移動

9日、楽天の1軍キャンプは久米島から金武町へと移動しました。11日からは金武町を拠点にキャンプが再開されます。

なぜ久米島から金武へ移動するの?、ここらへんの事情はこちらの記事に整理しています。よろしければ...。
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監督のあげた久米島MVP

平石監督は記者から久米島キャンプでのMVPを問われ、「あえて言わせてもらうと」と前置きした上で次の選手の名前を上げました。
楽天が1次キャンプ打ち上げ 平石監督が挙げたMVPは…― スポニチ Sponichi Annex 野球

投手

則本昂大
松井裕樹

(監督コメント)

意気込みを感じるし、実際に出来もいい

則本の好調さは「明日にでも開幕していいくらい」だったようですね。本人のコメントからもそれが伝わってくるし、一緒にブルペン入りしていた他のピッチャーたちも口々にノリの好調さをコメントしていました。

松井は、監督コメントにあった「意気込み」が評価されたのだと思います。一時は先発転向かという話もありましたが、今ではストッパーという目標が明確になっています。

ハーマンに加え、新外国人助っ人・ブセニッツも強力なライバルです。激戦区となったストッパー争いの中、松井自身は「9回以外投げるつもりはない」と言い切ってます。

「実際に出来もいい」という監督コメントからすると、下半身の使い方を意識した新しいピッチングフォームも大分バランス良くなってきたということでしょう。

松井の最大の課題はストライク先行のピッチングができるかどうか。どんなに球威があっても、ストライクが来ると分かっていたら合わせて来るのがプロの世界。ボール先行では松井のピッチングの良さが半減です。新フォーム、ものにして欲しいですね。

内野手

渡邉佳明

(監督コメント)

打つ方に関しては自分の特徴を良く理解している。こちらが想像していたより実戦向き

内野手ではルーキーの渡邉の名前があがりました。これはちょっと意外でしたが、茂木が2軍スタートになり、ポジション争いが熾烈になっているショート候補ということを考えると、俄然おもしろくなりそうな予感ですw。

以前、茂木のライバルたちの課題は守備よりもバッティングじゃないか、というようなことを書いたことがありました。つまり、ショート争いで茂木が一歩リードしているのはまさにバッティング、攻撃力が上だからです。
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で、ルーキーではありますが、渡邉はその課題であるバッティングを評価されてのMVP選出です。

茂木のライバルというと、山崎、村林、西巻、三好、そして渡邉と、ベテランの藤田やナオトを除くとまずこの5人の名前が浮かんできますが、渡邉がいきなりライバル筆頭に躍り出てきた感じではないでしょうかw。

渡邉も名前を上げていましたが、守備の面では藤田一也という最高のお手本がそばにいるわけですから、これからいくらでも上達が期待できます。ドラ6の渡邉、面白い存在になりそうですね。
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さいごに

久米島MVPの投手部門は、まあ、特に大騒ぎするほどのことはありません。昨シーズン、本来の力を出せずに苦しんだ実力のある選手たちが、さすがに今シーズンは巻き返してきた、それだけのことですw。やって当然、MVPにならずにどうする!くらいのかんじでしょうか。

やはり注目したいのは内野手部門で名前が出てきた渡邉佳明です。これは監督にとって、久米島キャンプの中の最高の部類に入る成果の一つだったのではないでしょうか。

2軍スタートだった茂木も元気にプレーしているようです。バッティングは2軍の中ではやはり別格の存在で、茂木自身は課題である送球に特に力を入れて調整しているようですね。

着々と1軍合流に向けた準備をしている感じです。とりあえず安心しました。

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