わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

古川侑利の勝てない原因は「自意識過剰」だねw。

ベイスターズ戦の観戦環境が最悪

交流戦の最終カードであるベイスターズ戦。初戦は地上波放送があったけど、第2、3戦はない。ホームゲームを除く3カード(D、T、B)ではベイスターズ(B)戦が一番視聴環境が厳しい。ラジオ中継さえ許されていないようで、さてどうするか...。
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結局は「yahoo!スポーツ」の一球速報とテキスト速報の二つでチェックすることに。「百聞は一見にしかず」というが、「百読」も似たようなものだ。例えば、こっちの先発は古川だが、数字では分からない肌感覚のピッチング内容がつかめないのは残念である。テンポが良くないとか、ピンチの場面でビビっているな...といったゲーム展開の空気のようなものはテキストからは読み取れない。

バッターにしても同じだ。バッターの食らいついていく必死さや、お見事!(上手い!)といった反応の良さ、相手バッテリーに完全に裏をかかれた配球で討ち取られたときの様子などはテキストからは伝わってこない。

せめてラジオであれば、アナウンサーの実況のときの熱感や解説者とのやりとりでその辺を補えるのだが...。ま、今回のところは「勝ちゃえんやー」の精神で結果だけチェックと割り切ったw。

で、結果はゲーム後にチェック。初回からすごいゲームだったようだ。ライブで観戦していたら先発の古川が映像に出てきたところでテレビのリモコンを投げつけていたところだ。第2戦は視聴環境が悪くて逆に良かったよ...w。
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両先発が最悪でどちらも1回もたずに降板。相手はルーキーピッチャーだけど、こっちは6年目だぞ、「いい加減にしろ」と言いたい

  • B9−11E

何が凄い(酷い)って、初回に6得点先制したチームの先発が同じ初回の裏に7失点するという展開。相手は2018ドラ3のルーキーピッチャーだったらしいが、こっちはプロ6年目の古川だ。普通なら6点先制をバックにスイスイとイニングを消化していくところだろう。まったくわけがわからない。

古川侑利はプロ5年目となる昨シーズン、ようやくローテ定着を果たし4勝をあげた。今シーズンは一皮も二皮も剥けて大きく飛躍することが期待されていたピッチャーだが、いざシーズンに入ってみると、ここまであまりパッとしない。
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古川が勝てない原因はここにある

何故だろうと思っていたが、今回の登板で分かったような気がする。それは自意識過剰である。期待されるとあれこれ色々考え過ぎるタイプなのだ。

例えば今回の展開では初回に味方が6点先制し、普通のピッチャーなら大量リードで楽に投げられるところだが、古川のようなタイプは逆に「絶対に負けられないゲーム」と変に力んでしまうに違いない。大量リードをプレッシャーに変えてしまう(というどちらかというとピッチャーに不向きな)タイプなのだ。

これではとても勝てる投手にはなれない。

ゲーム後の平石監督のコメント

スポーツニュースにゲーム後の平石監督のコメントが紹介されていた。

(古川と太田のバッテリーについて)「いろいろあります。古川のことも、キャッチャーのことも。ただ、彼らに成長してもらうためには、ダメなことはダメだが、それで終わらせてはいけない。今ここでは言いません

平石監督が言えなかったこととは私が上に書いたようなことだろう。「だからお前は(古川は)勝てないんだ」と監督の立場では言えない。ま、言ったところで簡単に修正できるものでもない。

青山とか塩見なんかも若いころは古川に似たような傾向があったと記憶しているが、最近の彼らを見ていると年齢とともにようやくそのへんの修正ができるようになってきた。古川侑利24歳、年齢(経験)を重ねることで解決するのであれば、もう少しかかりそう。

ここは青山や塩見に相談してみるのが一番の近道だと思うのだが、この手のタイプはそういうことも苦手な者が多い。球団がメンタルトレーニングを導入するのが最短の道だと思うのだが...。

古川のゲーム後のコメント、そもそもその考え方が間違い...

これもスポーツニュースでチェックした。古川のゲーム後のコメント。

「点差があったので攻めの投球をしようと思っていました。野手の皆さんに申し訳ないです」

「点差があったので攻めの投球をしようと思っていました。」という時点ですでに間違い。

点差によって殊更に「自分のピッチングをどうこうしなければ...」となる意識自体を変える必要がある。

「点差はありましたが、いつもどおりのピッチングをしようと思っていました。」というのが正解だろう。少なくとも岸や辛島といった勝てるピッチャーならそうコメントしているw。