わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

やっぱり涌井は凄いと思いました。

E5-3M

首位攻防戦の第2戦。カード最初のゲームを大勝して迎えた第2戦、8連勝虫だったロッテに負けをつけ、チームとしては乗っていきたい、また、これに勝てば首位に並ぶという何かと意識しそうなゲームでしたが、先発の涌井はさすがのピッチングを見せてくれました。涌井にとっては古巣との対戦ということもありましたし、前日には同じロッテからの移籍組である鈴木と酒居が良い仕事をしていたので尚更下手なピッチングは見せられないと思うのが人情というものです。雨のゲーム中断なども入りコンディションとしては最悪の中ではありましたが、ゲームを壊さず、丁寧に、最低限ではありますが、5回2失点にまとめたのですから、やっぱり涌井は凄いと思いました。
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エースと4番はチームの鑑でなければならない、とは野村監督のよく言っていた言葉ですが、今の楽天はまさにそのとおりのチームになっていますね。4番の浅村はまるである段階に入ったかのような凄みのある活躍を見せていますし、エースは則本で今シーズンはどっしり安定感のある心強いピッチングを、そして昨日の涌井も他の投手たちへ「先発のピッチングはこうあるべき」というところを存分に見せてくれています...。

涌井が今シーズン好調の原因の一つに、「則本がいるのでエースとして肩の荷が降りた」みたいなコメントを出したことありました。もちろん勝たなければならない重圧が無くなったわけではないでしょうけど、「エースとして」の重圧とそうでない立場での重圧との違いはその立場にいたことのある投手だからこそ味わえる違い(開放感)なのかもしれません。

さて、今回の涌井のピッチングで前日に続いてロッテの選手とロッテファンには悔しい思いを(嫉妬心を感じ)させたことと思いますが、実は楽天ファンにとっても複雑な思いになったシーンがありました。
そう、8回にロッテのマウンドにあがった小野郁のピッチングです。鈴木大地の人的補償で楽天からロッテに移籍したピッチャーですが、1イニングを3人で、しかも2奪三振17球無失点という内容に仕留められてしまいました。いいピッチャーになっていましたね。...というか、楽天にいたころからイースタンでは2年連続のセーブ王だったというピッチャーです。ロッテに行って見事開花したという感じでしょうか。たった1イニングではありましたがしっかり「恩返し」された印象です。
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...ということで、涌井と小野、昨日のゲームでの「恩返し」合戦は痛み分けだったかな、ということでw。で、楽天はようやく首位に並びました。