わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

攻めと守りの意識配分は7:3

オープン戦の初戦のカードはドラゴンズだった。開幕カードを想定して表ローテの涌井、田中、早川と注目の3本柱を立てて臨んだゲームだったが、結果は残念ながら連敗
デフェンスがいくら充実してもオフェンスが弱いと勝てないことを再確認させられるカードになった...。

で、このニュース
1点を追う9回無死一、二塁の場面。2走の代走に送られた小郷が代打・銀次の打った打球をライナーと判断し一旦帰塁に走るも、落球したことを確認し3塁へ切り替えした。これが3塁でタッチアウト。チャンスを逃してしまった。このプレーについて石井監督が「7対3でオフェンシブに」と攻めと守りの意識配分を求めたというものだ。

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タッチの差...

実際のプレー場面を見ていないので小郷の走塁判断についての感想は控えるが、石井監督の次のコメントからは「小郷の走塁にはもう少し攻めの姿勢がほしかった…」という本音が見て取れる。

「ライナーバックが染みついていると思う。ただ、ちょっとバックしすぎた」
「ベンチの意向は(代走の)小郷に絶対に帰ってきてほしいという思い、攻めの姿勢で出したオフェンシブな交代。同じミスが出るにしても、7対3でオフェンシブが7、ディフェンシブが3。7割は前へ前へと言う気持ちの中で、リスクヘッジをしてほしい。同じミスでも、攻めたミスというのをしてもらえれば。判断能力、というところをこの1年考えてしっかりやっていきたい」


代走がタッチアウトになってチャンスを潰したら普通は「あぁ〜ぁ、チョンボした...」となるところ。
監督は消極的になってチョンボをやらかすくらいならイケイケの攻めたチョンボの方がまだいい...そう言いたかったのかもしれない。

「イケイケ」でオコエ瑠偉を思い出した。
オコエの型破りなイメージはどこか危うさを感じつつも、なんかやってくれそうな期待感がある。オコエのイケイケ走塁には結果が伴っていた印象もあるし。
「イケイケ」もあまり度が過ぎると考えものだが、その点オコエには咄嗟の判断力(というか、思いっ切りの良さだな...)、状況を見極めるセンスのようなものを感じる。
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ただ、オコエのような選手ばかりではない。咄嗟の状況判断には各選手の性格的な要素も関係してくるので予めオフェンスの意識づけをしておくことはたしかに重要だろう。
6:4ではない。7:3とした。この意識付けの微妙な差は走塁の結果にきっと影響してくる気がする。それこそが石井監督の狙いだろう。