楽天の19歳コンビが成長著しいというニュース。
黒川はもちろん知っているが、武藤敦貴は、ごめんなさい忘れていた。それもそのはず、昨シーズンは3月の紅白戦で右肩を脱臼、一軍戦出場を果たせなかったばかりか、イースタン・リーグでもたった3試合の出場にとどまっていた選手である。
なので今回は黒川ではなくこの武藤に注目したい。なんか黒川と並び称されるくらいの逸材のようだから...。
ニュースによると注目を集めるキッカケになったのは昨年11月のフェニックスリーグ。全18試合に中堅手としてフルに出場したのだ。しかもそのときの映像を見た石井監督の評価がかなり良い。
「フェニックス・リーグの映像も見たが、武藤君はしっかりスイングできていて、バットを振る能力は黒川君より上かもしれない。あとは、黒川君のような打撃へのアプローチを磨いていけるかどうか」
「バットを振る能力は黒川君より上かもしれない。」という石井監督評が印象に残った。石井監督の選手を見る目は確かである。期待しないわけにはいかない。
で、武藤の登場で真っ先に頭に浮かんだのが同じポジションのオコエ瑠偉選手のこと。オコエもフェニックスリーグには出ていたはずだし、同じ外野手でライバル関係にある。
ただ、残念ながらオコエのフェニックスリーグでの活躍は聞こえてこない。というより、出身高校のOBである野球評論家がダメ出ししていたのはこのブログの『オコエがダメ出しされていた...』でも書いた。ま、そういうことだ。
ただでさえ熾烈なポジション争いが繰り広げられている楽天の外野ポジション。そこにまた一人有望株が加わったか...という感じだ。左手首の手術で春季キャンプに参加していないオコエにとっては気になる存在がまたひとり増えてしまった...。
島内でしょ、カズキでしょ、辰己でしょ、小郷でしょ。それに岩見、和田恋、武藤とくれば...、おっとカスティーヨという助っ人も来るからオコエは良くて9番目くらいになっちゃうよ...。先頭集団はおろか、第2集団にさえ混ぜてもらえないレース展開になろうとしている。
オコエ...大ピンチ!...