わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

あとで振り返ったとき、このゲームがターニングポイントだったと言いたいね...。

E8☓−7F

はじめに

田中将大が5回表に急変したところからブログを書き始めたので、「田中にはがっかり…」調の内容で途中まで書き進めていた。ところが、終わってみれば西川遥輝の活躍などもあって、まさかまさかの最終回逆転サヨナラ劇となった。

嬉しいけど、書き直しだ。...とも思ったが、面倒なので、そのまま残すw。

田中も老いぼれたな...とテンションだだ下がりの書き出しになっているが、最初から盛り上がりたいという人は(「7失点直後に書いた」は)飛ばして次(「逆転した後書いた」)から読んでいただくと良いかもですw。

7失点直後に書いた

1点守るつもりが裏目の7失点...

4回まで50球くらいでスイスイと無失点投球の田中だったが、5回表、先頭の万波に2ベースを打たれたところから流れが変わった。...というか、田中が自動的に変わった。
次の上川畑のバントで1アウト3塁、迎えるバッターは打率1割台の奈良間だったが、思った以上に余裕のないピッチングになっていたのは、勝手に想像するに、1点リード、相手ピッチャーが楽天キラー加藤ということがあって1点もやれないという意識が強く働いたのだろう。
で、こういうときに若手に大物食いされるのは〈田中アルアル〉なのだ。150キロの低めのストレートを上手く拾われ、タイムリー3ベース。同点タイムリーはやむを得ない、3ベースというのは余計だった。
次の伏見を三振はさすがだったが、田中の「さすが」はここまで。
次の矢沢にワイルドピッチで3塁ランナーに還られ、その矢沢には2ベースを打たれた。ランナー2塁でゲームは続く。泣きっ面に蜂である。
この段階で田中はすでに田中ではなくなっていたな。次の松本を四球出歩かすのは普通の対応、その次だ。谷内まで四球で歩かしたらいかんでしょ。こうなるとズルズルと悪い流れは止まらない。アルカンタラにタイムリー、ダメ出しは野村の3点2ベース、はいノックアウト。こういう展開になる、いや違う、こういう展開にする田中を見ていると、やっぱり年をとったのかなあ...と感じた。



逆転した後書いた

6点差を跳ね返したよ、マジか...

一時は1−7と6点差をつけられたゲーム展開だったが、いつもは音無しの楽天打線がこの日は珍しくつながった。7失点の裏に3得点、次の6回裏の攻撃でも1点追加し、たちまち2点差まで詰め寄った。

こうなると田中をリリーフした酒居、宮森、安楽、ソン、ソラが7失点以降失点を食い止めたのが効いてくる。危ない場面もあったが、ファインプレーにも救われた。
石井監督の選手起用と代打攻勢も珍しく当たった。

8回裏、代打・西川遥輝に待望の初安打が生まれた。これがホームランで1点追加、1点差だ。これまで再三のチャンスで凡退していた西川遥輝、「ハルキも衰えたり...」と半分見限った気持ちもあったが、古巣・日ハムとのゲームで蘇るあたりはやはり「持っている」なあ。
西川は1点ビハインドの9回裏にも同点タイムリーでゲームを振り出しに戻す。

そして一番おいしいところを次の打者・山崎がちゃっかりサヨナラヒットで持っていくのだ。失礼な言い方になるけど褒めている。この人はどうも天然っぽい、あれこれ考えない。こういう選手は好不調の波が少ないから心強い。

チーム全体の安打数は16だった。前のオリックスとのカードで目覚めたかと思いきや1安打と再び眠りにつき、昨日の二桁安打こそは本物の目覚めと思いたい。

良く取れば、田中の1イニング7失点の荒治療でようやく目覚めたイーグルス打線。…と後から言いたいw。

目覚めの連発(前のカードではあるけど)・浅村はたぶん大丈夫、島内にもそれらしい当たりが出始めた。フランコもなんだかんだと絡んでいるし、西川のキッカケになりそうなゲーム展開になったのは大きい。
何度も書いちゃうが、古巣・日ハムが相手というところにこの人の「持ってる」闘争心、強運を感じずにはいられない。
昨シーズンは、西川のブレイクから連勝が始まった。ややエンジンのかかりが悪かったけど、かかりさえすれば、西川遥輝はちょっと恐いぞw。